2023年5月13日(土)〜14日(日)に大阪の南港ATCホールで開催されたギター&ウクレレの祭典“サウンドメッセ in OSAKA 2023”。今回は全14ブースの担当者がいちおしする周辺機器+アクセサリーをご紹介!
取材/製品写真=伊藤雅景 上写真=2 of sound photograph
出展ブース/紹介するエフェクター
AQUBE MUSIC PRODUCTS
東京は浅草に工房を構えるストラップ・ブランド、AQUBE MUSIC PRODUCTS。革靴や財布なども手がけるレザーのプロフェッショナルが、1本1本ハンドメイドで制作した本革製ストラップがブースに並ぶ。公式サイトからは色、形、素材を自分好みに組み合わせたり、名入れなども可能なセミオーダー・サービスも随時受付中。AssHや有賀恭平、井草聖二などが愛用者として名を連ねており、実戦での使いやすさも折り紙つきだ。
ATELIER Zギター・ワークス/Zymo Agedシリーズ
ATELIER Zギターワークスのブースでは、同社が取り扱いを始めたZymo Agedの製品が展示されていた。ブリッジなどの金属パーツに、経年変化を促進させる特別な処理を施し、“新品なのに長年弾き込まれてきたような質感”を加えることができる新シリーズだ。ビンテージ楽器のリプレイスメント・パーツにはもちろん、新品の製品にクラシックな風合いをプラスしてみるのも面白そう。
BOSS/Roland – Gigcaster
BOSSのブースではオーディオ・ストリーミング・ミキサーの新製品、Gigcasterシリーズを発見。GT-1000のノウハウを生かしたアンプ・シミュレーターやエフェクトが多数内蔵されており、高品質なギター・サウンドでのレコーディングや配信が手軽に実現できる。“演奏動画をネットにアップしたい!”というギタリストにはぴったりだろう。
Elara Straps
岐阜県郡上市のストラップ・ブランド、Elara Strapsのブースには豊富な絵柄のジャガード織ストラップがずらり。デザインだけでなく実用性もバッチリで、裏面は滑りを抑えるウルトラ・スウェード仕様と、堅牢で滑らかなヘヴィ・ナイロン仕様の2種類がラインナップされている。タブやバックルもバリエーションがたくさんあるので、自分に合うオリジナルな1本を探してみよう。
Fender Audio/RIFF
Fender Audioのブースには、ギタリストに嬉しい機能が詰め込まれたBluetoothスピーカー、RIFFが鎮座。ギター/ベースの接続に対応しており、お気に入りの楽曲を流しながらのジャム・セッションが可能だ。また、音色はクリーンのStandard、歪んだHigh Gainという2種類を用意。さらに、筐体上部の操作パネルにはメイプル材を使用しており、ギターの指板を触るような感覚で操作できる。もちろんスピーカーとしての実力もお墨つきで、最大30時間のバッテリー駆動、60Wの出力による重厚感溢れるリスニングが楽しめる。
IK Multimedia/AXE I/O ONE
プラグイン/ソフトウェアなどで知られるIK Multimedia。写真はUSB-C対応オーディオ・インターフェース、AXE I/O ONEだ。入力インピーダンスを2.2 kΩ〜1 MΩの間で無段階に調整できるZ-TONEコントロールや、プリ・アンプのキャラクターが選べるJFET & PUREモードといったユニークな機能を、シンプルでコンパクトな筐体に凝縮。特典として同社の有料プラグインやアンプ・シミュレーターのライセンスも付属しているため、すぐに音楽制作ができるのも嬉しい。
神田商会/SKYSONIC – WL-800JP
様々なブランドを取り扱う神田商会のブースでは、スカイソニックのアコースティック・ギター用ワイヤレス・ピックアップ、 WL-800JPをイチオシとして紹介してくれた。このピックアップはマグネティック・ピックアップとコンデンサー・マイクが搭載されており、2つの信号を好みのバランスにミックスできるというもの。本体はサウンド・ホールのフチに挟み込むだけで固定でき、穴あけ加工をせずとも気軽に使用できるのが大きな魅力だ。専用レシーバーも付属。
ORB/JADE stage model J
大阪に拠点を構えるオーディオ機器メーカー、ORBのブース。写真のJADE stage model Jは、同社のオーディオ・リスニングに特化したヘッドフォン・アンプ、JADE casaのノウハウを注ぎ込んだステージ・モニター/モニター・ヘッドフォン・アンプだ。トランジェント特性を極限まで追求したことにより、正確な位相特性と解像度を実現。ナチュラルなサウンドが特徴で、楽器の音の強弱やレスポンスが、よりはっきりと聴こえるようになっている。また、好みのバランスにパンニングを調整できたりなど、実践向きな仕様を多数備える1台。
WILD CUSTOM GUITARS/GYROCK pickup system
2008年にフランスで創業した新興ブランド、WILD CUSTOM GUITARSのオリジナル・モデルがこのThe Original GYROCK。最大の特徴は、GYROCK pickup systemと呼ばれれる独自の機構で、ボディ内部のアタッチメントを回転させることで3種類のピックアップを選択することができるというもの。また、3種それぞれも簡単に交換できる。写真では回転する様子がわかりづらいため、ぜひYouTubeなどをチェックしてみてほしい。
WIZARD LEATHER
埼玉県所沢の革工房、WIZARD LEATHER。写真の重厚感溢れるストラップは、手縫いで一針一針縫い上げていくオール・ハンドメイドの逸品である。革製品独特の強さと柔らかさ、その両方を兼ね備えており、長く使い込めば味が出るのを楽しむこともできるだろう。オーダーメイドにも対応しており、世界に一つだけのストラップも制作可能だ。
YAMAHA MUSIC JAPAN/DL4 MKII
楽器・音響機器を取り扱うYAMAHA MUSIC JAPANのブース。マーシャル・アンプやヤマハのREVSTARシリーズ、Line 6のペダル群など、多種多様な製品が並んでいた。写真は、Line 6のDL4を現代的にアップデートしたディレイ・モデラー、DL4 MKII。馴染みのあるユーザー・インターフェースはそのままに、2倍の種類に増えた音色、MIDIやXLR端子の搭載、リバーブ・エフェクトの追加など、全方位で進化を遂げたディレイ・ペダルだ。
デジマート・ブース
リットー・ミュージックのブースではデジマートのキャンペーンを実施。参加するとウクレレ・マガジンが用意した対象商品が当たるスタンプ・ラリーや、デジマート公式アプリのリリースを記念した、ロゴ入り特製ピックのプレゼント・キャンペーンなど、さまざま催しが開催され多くの来場者が訪れた。サウンドメッセに来場した皆さんも、黄色いはっぴを着たスタッフを目にした方も多いのでは?
パール楽器製造/Xvive – T9 IN-Ear Monitors
XviveのT9 IN-Ear Monitorsは、高価なカスタム品に匹敵するクオリティを、¥30,000以下というお手ごろな価格で実現したイン・イヤー・モニター。Knowles社製のバランスド・アーマチュア型ドライバーを2基搭載し、原音に忠実かつ高解像度なサウンドを再生する。また、Xviveの小型ワイヤレス・システム(XV-U4)と接続することで、お手軽にワイヤレスのモニター環境を構築できる。イヤモニ選びに迷っているプレイヤーにはぜひおすすめしたい1品だ。
メディア・インテグレーション/Positive Grid – Spark GO
2023年上半期の注目の小型アンプ、Positive GridのSpark GOを発見! 本機は専用アプリのSpark Appと連携することにより、33種のモデリング・アンプと43種のエフェクト・サウンドを自分好みに組み合わせることができる。さらに、世界中のギタリストが作成した50,000以上のプリセット・ライブラリから音色をダウンロードすることも可能だ。また、BluetoothスピーカーやオーディオI/Oの機能も搭載。自宅での練習が楽しくなること間違いなし!
■ サウンドメッセ in 大阪 2023 公式サイト
https://sound-messe.com/