今、注目すべきケンタ系ペダル14機種を、業界屈指のレビュアー＝村田善行の試奏コメントともに紹介する本企画。今回はflyingteapotのGOLD AXEをチェック！
取材・文＝辻昌志 撮影＝星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年3月号の『徹底試奏！ ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。
flyingteapot
GOLD AXE
3×3×3＝27通りの音色
洗練されたデザインが魅力の日本のブティック系オーバードライブ。
本家同様のコントロール・ツマミに加え、3つのトグル・スイッチを装備する。
ロー・ミッドを調整できるBottom、超高音域をコントロールするPresence、クリッピング素子を切り替え可能なClippingに、それぞれ3段階のモードを搭載。つまり、3×3×3＝27通りのパターンが使用可能となり、音作りの幅が格段に広がるのだ。
Murata’s Comment
クリーン・ブーストの質感が良い！
おお！ オリジナルにも似てますね。“ザ・ケンタウルス”のクリーン・ブーストに求める質感が出ていて、ゴールド筐体の音の雰囲気があります。何より、弾きやすい音ですねぇ。
GAINを上げると少し毛羽立った感じになっていくので、特にハムバッカーのギターに合うんじゃないかな。
スイッチ類も充実していますね。Clippingモードは歪み方が変わるので、どのくらい歪みが欲しいかによって、スイッチを切り替えていく使い方がベターなのかと思います。
flyingteapot
GOLD AXE
フライングティーポット／ゴールド・アックス
【スペック】
●コントロール：Output、Treble、Gain、Bottomスイッチ（Normal／Fat／Tight）、Presenceスイッチ（Normal／Edgy／Smooth）、Clippingスイッチ（Vintage／Wide／Modern）
●バイパス：バッファード・バイパス
●入出力端子：インプット、アウトプット
●電源：9Vアダプター
●外形寸法：99（W）×140（D）×50（H）mm
●重量：430g
【価格】
46,200円（税込）
【問い合わせ】
flying teapot https://www.flyingteapot.jp/
ギター・マガジン2024年3月号
『特集：ブライアン・メイ（クイーン）』
本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『徹底試奏！ ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。
