今、注目すべきケンタ系ペダル14機種を、業界屈指のレビュアー=村田善行の試奏コメントともに紹介する本企画。今回はWAY HUGEのCONSPIRACY THEORYをチェック!
取材・文=辻昌志 撮影=星野俊
※本記事はギター・マガジン2024年3月号の『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。
WAY HUGE
CONSPIRACY THEORY
鬼才ペダル・デザイナーによる渾身作
ケンタウルスに負けず劣らず、90年代に“Red Llama”という名オーバードライブを生み出した鬼才ペダル・デザイナー=ジョージ・トリップスによる渾身の一作。
オリジナルのツボを網羅しつつ、小さな筐体から生成されたとは思えぬクリーミーで透明感ある歪みサウンドを実現。
ペダル名は翻訳すると“陰謀論”。誰もが愛しうるこのサウンド、たとえ陰謀によって作られたとしても異存はない。
Murata’s Comment
天才たるゆえんが詰まっている
さすがジョージ・トリップス、天才っぽさを感じますねぇ。
GAIN11時くらいから極端に音が“コーッ”と香ばしくなるのも面白いし、何より著名なケンタウルス使用者の音が全部引き出せるのが凄い! ジェフ・ベックならコレ、ジョン・メイヤーならコレって音をすぐに作れる。
それと例えば、“ハイゲインの時って音がこうなっててほしいんでしょ?”っていうツボまで抑えている(笑)。
3つのコントロール・ノブでそれができるってのが、天才たるゆえんですね。
WAY HUGE
CONSPIRACY THEORY
ウェイ・ヒュージ/コンスピラシー・セオリー
【スペック】
●コントロール:OUTPUT、TREBLE、GAIN
●バイパス:トゥルー・バイパス
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:9V電池、9Vアダプター
●外形寸法:58(W)×103(D)×55(H)mm
●重量:200g
【価格】
24,200円(税込)
【問い合わせ】
モリダイラ楽器 TEL:03-3862-5041 http://moridaira.jp
ギター・マガジン2024年3月号
『特集:ブライアン・メイ(クイーン)』
本記事はギター・マガジン2024年3月号に掲載された『徹底試奏! ケンタウルス系ペダル14選』を再編集したものです。