MXR/M279 Deep Phase〜カッティングに最適なエフェクターを探せ MXR/M279 Deep Phase〜カッティングに最適なエフェクターを探せ

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MXR/M279 Deep Phase〜カッティングに最適なエフェクターを探せ

ギター・マガジン編集部が注目するカッティング系エフェクター16機種を、TAIKINGが試奏する本企画。今回はMXRのM279 Deep Phaseをチェック!

【PR】 取材・文:鈴木誠 機材撮影:八島崇 人物撮影:鈴木千佳
*本記事は、ギター・マガジン2024年8月号の「カッティングに最適なエフェクターを探せ!」を再編集したものです。

MXR
M279 Deep Phase

MXR/M279 Deep Phase

伝説的名機Phase 90が現代的仕様にアップデート

 フェイザーの伝説的名機、Phase 90でお馴染みのMXRが送り出す、メタリック・ペイントがモダンさを感じさせるミニ・ペダル。MXR伝統のビンテージ回路によるフェイズ・トーンをもとに、よりクリアなサウンド、象徴的な中域、ダイナミックなピッキング・レスポンスを持つ。小型ながらSPEEDとFDBKの2ノブを備え、正面上部のモード・スイッチにより4段・8段のサウンド切り換えも可能。

 ベースやキーボードでも使えるローエンド周波数帯へ対応し、オリジナルのPhase 90に見られるバイパス時とエフェクト時の音量差の解消も実現している。電源はDC9V(電池室なし)。

モード・スイッチ
オレンジの筐体に1ノブのイメージを持つ名機Phase 90に比べ、各所にモダナイズが見て取れる。MODEスイッチを押すとLEDが点灯し、フェイズ・ステージが4段から8段に切り替わる。
バック・パネル
バック・パネル

TAIKING’s REVIEW

古くさい感じはまったくなくて、使いやすい音。

 (MODE I、SPEEDが12時付近でコードカッティングをしながら)あ、良いかも。いわゆる皆さんが頭の中で思い描くようなPhase 90そのままじゃなくて、サウンドをモダンにしているんですね。古くさい感じはまったくなくて、使いやすい音だなと感じます。

 (FDBKを上げ目にして、MODE IIに切り換え。ロー・コードのアルペジオを弾いて)MODE Ⅱはフェイズが8段になって、少しかかりがエグくなる感じですね。こっちはアルペジオを弾きたくなるなあ。MODE Iの雰囲気だとカッティングをしたくなりましたが、モードをⅡに切り換えたら自然と出てくるフレーズも変わります。やっぱりこれを使うなら、MODE IとⅡの二面性を生かしたいですね。

 サイズもコンパクトで、ペダルボードを小さくしたい人にはもってこいだと思います。とにかく全体的な使いやすさが良いです。

M279 Deep Phaseを試奏するTAIKING
M279 Deep Phaseを試奏するTAIKING
TAIKINGのオススメSetting
TAIKINGのオススメ・セッティング

MXR
M279 Deep Phase

【スペック】
●コントロール:スピード、フィードバック、モードⅡスイッチ、オン/オフ・スイッチ
●入出力端子:インプット×1、アウトプット×1
●電源:9Vアダプター
●外形寸法:45 (W)×92(D)×55(H)mm
●重量:150g

【価格】
24,200円(税込)

【問い合わせ】
モリダイラ楽器 TEL:03-3862-5041

ギター・マガジン2024年8月号

  • 特集:カッティング“超”至上主義 Featuring コリー・ウォン
  • カッティングに最適なエフェクターを探せ!〜注目のコンプレッサー、フェイザー、オートワウ、エンベロープ・フィルター16機種をTAIKINGが徹底試奏