礼賛のZepp Shinjuku公演(2024年5月)に潜入し、木下哲(g)がステージで使用するアンプを撮影した。木下のメイン・セットは、1968年製のビンテージ・マーシャルとString Driver製キャビネットの組み合わせだ。ヘッドの上に置かれた謎のペダルも解説。
取材・文=伊藤雅景 機材撮影=大谷鼓太郎
木下哲の使用アンプ
1968 Marshall / 1987T
String Driver / 12×1 Cabinet
煌びやかなサウンドを生むビンテージのヘッド&現代のキャビネット
礼賛のライブのステージで使用する木下のメイン・アンプ。1968年製の50Wマーシャル1987Tに、12インチ1発のString Drive製キャビネットを組み合わせたセットだ。スピーカー・ケーブルはBeldenの9740を使用。電源ケーブルはビンテージだが、ブランドは不明。
セッティング
ビンテージのマーシャルは、現行物では出ないいなたさや、音に感じる“モヤりとザラ味”がお気に入りだそうだ。木下曰く“自分はロー・ミッドが好きなのでモコモコした音作りをしてしまうんですけど、ハイ・ミッドをアンプ側で確保してくれるので助かっています。それに、クリーンでも奥行き感あるとことも好きです”とのこと。
ちなみに、マーシャルの上にある赤いペダル(?)は、シンセ・メーカー、Bleep LabsのThingamagoop Experimental Arduino Synthesizer(シンセサイザー)。テルミン的な仕組みのエフェクターで、ノイズ音にファズやグリッチをかけて使っているとのこと。おもに「オーバーキル」のラストに入る変拍子パートや、曲終わりのかきまわしの時に本機を活用したサウンドが聴ける。
LIVE INFORMATION
礼賛 ONEMAN TOUR 2024 「ダイヤモンドゴリラダイバー」
日程/会場
- 2024年10月3日(木)/愛知県 DIAMOND HALL
- 2024年10月4日(金)/大阪府 GORILLA HALL OSAKA
- 2024年10月10日(木)/東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
※情報は記事公開時のものです。最新のチケット情報や詳細は礼賛公式HPをチェック!
作品データ
「曖昧なBEACH」
礼賛
配信
2024年7月31日リリース
―Track List―
- 曖昧なBEACH
―Guitarists―
川谷絵音、木下哲