ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第30回:ルールを逸脱した接続順ってダメなの?(リバーブ→歪みなど)
エフェクターの接続順にはセオリーがあります。最初はダイナミクス系やオクターブ/ハーモニー系、次に歪み、そのあとにモジュレーション系、そして最後に空間系といったような感じで、それぞれのエフェクターの効果が出やすい、あるいは設計者が意図した音を出しやすいという接続順になります。
これは絶対守らないといけないのか、まったく違う接続順にしてはダメなのかというと、そうではありません。意図的に接続順を変えることによってインパクトのある強烈な音が作れたり、自分のオリジナリティを出せたりします。
セオリーどおりに“歪み→リバーブ”とした場合、“歪んだ音がどんな空間で鳴っているか”という流れで音が変化していくため、キレイなサウンドが形成されます。しかし、“リバーブ→歪み”と逆にすると、“とある空間で鳴った広がりのある音がその空間ごと歪む”という流れで音が変化し、すごく圧を感じる個性的なサウンドになります。
プロ・ギタリストの中にもセオリーどおりではない接続順で生み出せる世界観が好きで、あえて歪みの前にリバーブをセッティングしておき、ここぞのタイミングで踏むという方もいます。なので自由に試して、自分らしいサウンドを突き詰めてみるのも面白いと思います!
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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