第31回:センド/リターンって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第31回:センド/リターンって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第31回:センド/リターンって何?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第31回:センド/リターンって何?

“センド/リターン”とは、アンプやエフェクターに付いている“SEND(センド)”、“RETURN(リターン)”という接続端子の名前です。アンプやエフェクターの音を一時的に外に取り出し、センド/リターンにつながれた機器で音を加工し、再び中に戻すという仕組みです。

Roland JC-120のセンド/リターン端子
Roland JC-120のセンド/リターン端子

代表的なものはギター・アンプやベース・アンプに搭載されているものになります。楽器用のアンプは、音質を調整するプリアンプ、音量を大きくするパワー・アンプの2つで構成されています。そこでセンド/リターンを活用すると、まずプリアンプを経由した音を一度取り出し、そこにセンド/リターン内のエフェクターをかけることができて、リターンから再びアンプに戻してパワー・アンプに接続できます。

そうすることにより、プリアンプで少しドライブをかけた音にディレイやリバーブなどを加えることができるので、空間系がキレイに鳴ってくれます。空間系エフェクターのほかにも、ブースターやボリューム・ペダルを接続してもOKです。

リターンに直接入力する“リターン挿し”(プリアンプは使わない)もよく使われます!

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。