ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio) イラスト=OKMT
第37回:エフェクターって何個までつないでいいんですか?
エフェクターの接続台数に制限はありません。気の済むまで何台でもつないで大丈夫です! ただ、直列でつなぎすぎると接点が増え、その接点やエフェクター間のパッチ・ケーブルなどにもわずかな抵抗があるため、音量や高域が少しずつ落ちていきます。これを音痩せと言います。
エフェクターを次々とつないでいくと、あるところから“あれ、エフェクトを全部オフにした時の音ってこんなんだったっけ?”と思うようになり、エフェクター1台だけに戻すと“めちゃくちゃ音が良いじゃん!”と感じることがあります。
この問題に対するアプローチは以下です。
【エフェクターをつなぎすぎない】
……接続するエフェクターにもよりますが、5〜6台程度までであれば、そこまで気にならないという人が大半かと思います。

【先頭にバッファーを接続する】
……楽器の直後にバッファーを置くことによって、音声信号の電流量を増すことができるため、音痩せしづらく、ノイズに強い信号にすることができます。例えばLimetone Audioのirodoriのような単体のバッファーもあれば、irodori nestのようなバッファー搭載のジャンクション・ボックスのような製品もあります。

【スイッチャーを導入する】
……スイッチャーを導入することにより、使用するエフェクターにのみ信号を送る(使用しないエフェクターは経由しない)ことが可能となり、音痩せが軽減できます。

とはいえ、“そんなの気にしない、好きなエフェクターを好きなだけつなぐ!”というアプローチも、もちろんアリ! それも個性ですので、ぜひ自由に接続してみてください。
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
- 今西 勇仁 公式X:https://x.com/yujin_imanishi
- 今西 勇仁 公式Instagram:https://www.instagram.com/yujin.imanishi/
- 今西 勇仁 YouTube:https://www.youtube.com/@YujinImanishi
- Limetone Audio 公式ページ:https://limetoneaudio.com/
- Limetone Audio 公式X:https://x.com/limetoneaudio

