第38回:楽器本体のボリュームを下げると歪み量が下がるのは何でですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第38回:楽器本体のボリュームを下げると歪み量が下がるのは何でですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第38回:楽器本体のボリュームを下げると歪み量が下がるのは何でですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第38回:楽器本体のボリュームを下げると歪み量が下がるのは何でですか?

そうなんです。エフェクターやアンプで音を歪ませている時、楽器本体のボリュームを下げると、歪み量を下げる(調整する)ことができます。

歪みの回路的には“①入力される信号の大きさ”ד②設定した歪み量”によって最終的な歪み量が決まります。なので楽器本体の音量を絞ると①が小さくなり、歪み量が小さくなります。これとは逆に、ブースターを歪みエフェクターの前に入れると①が大きくなるので、歪み量が増える(ブーストされる)という仕組みです。

この仕組みを利用して、楽器の音量をデフォルトで8に設定しておき、クランチ気味にしたい時はボリュームを下げ、逆に通常よりもオーバー・ゲイン気味にしたい時は10に上げるといった使い方もできます。

楽器によってボリューム操作がしやすいもの、ややしづらいもの(位置や硬さ)があったりしますので、楽器選びの際はそのあたりについて確認してみるのも良さそうです。

楽器本体のボリューム調整をマスターすると、エフェクターやアンプのポテンシャルを十二分に発揮することができるので、みなさんぜひ活用してみてください。

ストラトキャスターのボリューム・ノブ
ストラトキャスターのボリューム・ノブ

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。