第49回:ステレオ・アウトのエフェクターは、L側だけから出力してもいいの?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第49回:ステレオ・アウトのエフェクターは、L側だけから出力してもいいの?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第49回:ステレオ・アウトのエフェクターは、L側だけから出力してもいいの?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第49回:ステレオ・アウトのエフェクターは、L側だけから出力してもいいの?

アウトプットがLとRの2種類あるエフェクターの場合、“両方つながなくても大丈夫?”と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!

大半のエフェクターは、L側にしかプラグ(シールド・ケーブル)が挿さっていない場合、L側にすべての音を送り出す形で動くので、アンプに接続して使用する場合はL側に挿せばOKです。

製品によってはL(MONO)と書かれていたりしますよね? これも同じ意味で、“Lにだけ挿してもらえればいいですよ”という意味になります。

そもそも、ギターやベースの出力はモノラルです。そしてギター・アンプやベース・アンプの入力もモノラルです。なので基本はモノラルでいいのですが、空間系エフェクターなどはステレオでDAWに録音することを想定してステレオ・アウト出力が付いています。

マルチ・エフェクターなども出力がステレオになっていたりしますが、歪みなどの大半のエフェクトはモノラルで処理されますので、出力のLとRの両方にケーブルをつないでいたとしても、その場合は両方から同じ音が出ます。ステレオ・コーラスやピンポン・ディレイといった左右で違う音が出るエフェクトを使って、初めてLとRから別々の音が出ます。

高度なルーティングが可能なマルチ・エフェクターには、“この音をLから出して、途中で分岐させたこの音をRから出す”ということができるものがあります。LとRに別々のアンプを接続して、“この音はこちらのアンプから出す”といった大型のシステムを組む時に使用したりします。

モノラル接続の場合
モノラル接続の場合
ステレオ接続の場合
ステレオ接続の場合

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。