ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!
文=今西勇仁(Limetone Audio)
第50回:アンプ・シミュレーターって何?
仮想のアンプを、エフェクターあるいはプラグインの中で完結させる機材のことをアンプ・シミュレーターといいます。簡単に言うと、実際のアンプにつながなくてもアンプを通したような音にしてくれる機材ですね。
アンプ・シミュレーターは、厳密に言うとアンプのみのシミュレーターだけではなく、
①アンプ(プリアンプ+パワー・アンプ)
②キャビネット
③キャビネットからの出音を収録するマイク
④収録する部屋における音の反射
上記すべてを含んでいるものが多く、まとめてアンプ・シミュレーターと呼ぶことが多いです。
接続方法は、まさにアンプの位置に接続するので、“楽器→エフェクター→アンプ・シミュレーター”という順番になります。その後は、アンプ・シミュレーターに直接ヘッドホンを挿すか、あるいはライン出力でPCのオーディオ・インターフェースなどに接続し、そのまま録音する形になります。
アンプのキャラクターやキャビネットの種類、使用するマイクやマイキングの微調整などを、ツマミやスイッチで切り替えられるので、お好みのアンプ・サウンドを選択できます。
普段から使っている実機のアンプとアンプ・シミュレーターのセッティングを近づけることで、リハーサル・スタジオではアンプに接続、自宅ではアンプ・シミュレーターに接続するという形で、いつものギターやエフェクターをそのまま使用することができるので便利です。もちろん、楽器から直接アンプ・シミュレーターに接続してもOKです。
著者プロフィール
今西勇仁(いまにし・ゆうじん)
ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。
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