第57回:ギター用のエフェクターはベースで使えますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第57回:ギター用のエフェクターはベースで使えますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第57回:ギター用のエフェクターはベースで使えますか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第57回:ギター用のエフェクターはベースで使えますか?

はい。まったく問題なく使えます。ギター用エフェクターをベースで使ってもいいですし、その逆も全然OKです。乱暴な言い方になりますが、ギター用、ベース用といった記載は無視してもらって大丈夫です!

エフェクターは入力された音を加工して出力するものなので、その加工された音が好きであれば、ギター用だろうがベース用だろうが関係なく好きに使えばいいと思います。ベース用プリアンプにギターをつないた音が好きなのであれば、それが個性かつオリジナリティなので、ぜひ使ってもらえればと思います。

ではなぜギター用、ベース用という表記があるのかというと、“そっちのほうがより合っていると思いますよ”という感じで開発者側が気を利かせている、という感じでしょうか。

ベースはギターよりも音が低く、おもだった周波数帯が異なるため、例えばオーバードライブ・ペダルをベースで使った場合、開発者側としては“EQの感じや歪み量がもうちょっとこうだったら使いやすいだろうなぁ”と考えてしまうわけです。なので、“ベーシストのほうが使いやすい仕様で発売しよう!”となったものが、ベース用オーバードライブとして売り出される、という感じです。

中にはベース用に特化した製品を展開しているメーカーもありますが、それもベースで使用することに主眼を置いて各種調整がされているというだけで、実はギターで使ってみると、“こんな感じの個性的な音になったりするのか!”なんていうこともあるかもしれません。ぜひ自由に使っていただければと思います!

BOSS / BD-2
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ProCo / RAT2
ProCo / RAT2

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。