第63回:インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100 第63回:インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

第63回:インピーダンスって何ですか?|ギター・エフェクターの基礎知識100

ギター初心者におくる、ギター・エフェクターの基礎知識100連発! 意外と知らない、今さら聞けない、そんな時のペダル辞典としてもご活用あれ!

文=今西勇仁(Limetone Audio)

第63回:インピーダンスって何ですか?

直訳すると、ギターやベースの音声信号に対する”抵抗値”のことをインピーダンスと呼ぶのですが、これだと何のことかわからないですよね。楽器の音声信号は電気的には交流信号になるのですが、交流信号が流れやすいか/流れにくいかを“インピーダンス”として表現します。

この抵抗値が高い状態のことをハイ・インピーダンスと呼びます。自分が音だとすると、障害物競走の時の網のエリアを通っているようなイメージです。音的にはとにかく通りづらく、通っている場所の素材の影響を受けやすかったり、ノイズが混入しやすかったり、比較的劣化しやすい状態になります。

逆に抵抗値が低い状態のことをロー・インピーダンスと言います。自分が音だとすると、道幅が広い道をランニングしているようなイメージで、通りやすく余裕があるような状態です。比較的ノイズに強く、劣化しにくい状態になります。

バッファやオン状態のエフェクターを通過することによってインピーダンスが下がり、ハイ・インピーダンスからロー・インピーダンスに変わります。なので、ボードの先頭にバッファを設置するなど、まずはインピーダンスを下げることが多いです!

インピーダンスのイメージ

著者プロフィール

今西勇仁

今西勇仁(いまにし・ゆうじん)

ギタリスト/サウンド・エンジニア。エフェクター・ブランド、Limetone Audioのサウンド・デザイナー。 “サンレコ・ミックス・ダウン・コンテスト2006”に入賞し、その後多くのミュージシャンの楽曲のミックスを手がける。また、自身もギタリストとして、アーティストのサポート活動や、レコーディングに参加。並行してプロミュージシャン向けの機材の開発、モディファイを行なう。 2017年に開催された、“第4回エフェクタービルダーズ・コンテスト”(主催:TOKYO EFFECTOR)での優勝を機にLimetone Audioを設立。プレイヤー目線での商品開発、設計を行ない、現在多くのプロの現場で使用されている。各種製品は全国の楽器店で販売中。 2020年よりYouTubeチャンネルをスタート。メーカーの枠にとらわれずに、エフェクターや機材の楽しみ方を皆さまにお伝えします。