アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画の新作/旧作を連続上映する企画“UNDERDOCS”が、シネマート新宿とシネマート心斎橋で2020年9月11日(金)より開催される。
本企画で上映される作品は全25本。そのうちの3本を簡単に紹介しよう。
『デソレーション・センター』(2018年/アメリカ映画)は、1980年代に南カリフォルニアの砂漠で実施されたライブ・イベントの模様を貴重な映像とともに追ったドキュメンタリー映画。LAパンクの面々のほか、ソニック・ユース、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンらが出演する。
『D.O.A.』(1980年/アメリカ映画)は、セックス・ピストルズ初のアメリカ・ツアーを中心に、デッド・ボーイズ、シャム69、ジェネレーションXなど当時絶頂期を迎えていたさまざまなバンドを追ったパンク・ドキュメンタリー映画の最高傑作。シド・ヴィシャスがベースで客に殴りかかる瞬間や、ナンシーとともにドラッグ漬けの状態で受けるインタビュー・シーンが強烈な印象を残す。
『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』(2018年/アメリカ映画)は、ザ・ランナウェイズ、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツで活動を続け、2015年にロックの殿堂入りを果たした女性ギタリスト、ジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー。ビリー・ジョー・アームストロング、デビー・ハリー、マイケル・J・フォックス、イギー・ポップ、ピート・タウンゼンドらも出演する。
このほか、日本初公開となる新作から、長年上映されていない旧作まで、ロック、特にパンクのアンダーグラウンド・シーンをどっぷり味わいたい人には垂涎のラインナップとなっている。全作品の情報は『UNDERDOCS』の公式サイトでぜひ確認してほしい。
また本企画の趣旨に賛同したジョーン・ジェットからは、本人の手書きロゴ(一番上の画像)も寄せられた。このロゴを使用したTシャツやライターを含む多数のオフィシャル・グッズも、9月11日(金)の初日より各会場で販売される。
『UNDERDOCS』公式サイト:underdocs.jp