ギブソンが、オリアンティとのパートナーシップ契約を結び、彼女のシグネチャー・ギターを2021年度にリリースすることを発表した。
このシグネチャー・ギターはオリアンティとギブソン・アコースティック・カスタムショップのルシアーとのコラボレーションによって誕生したもので、モデル名は“Gibson Orianthi SJ-200 Acoustic Custom in Cherry”。
モデル名のとおりギブソンの伝統的なアコースティック・ギターであるSJ-200をもとにしているが、ネックはエレクトリック・ギターのES-345をベースにした特別なプロファイルとなっている。
また彼女のシンボル・マークのインレイが付いたヘッドストック、ロータス・フラワー(蓮の花)をあしらった新デザインのピックガード、マザー・オブ・パールのフラワー・インレイが施された指板など、このモデルならではの仕様が採用されている。
さらにAAAシトカ・スプルース・トップとメイプル・バック、鮮やかなチェリーのニトロセルロース・ラッカー・フィニッシュ、ゴールドのGrover Keystoneチューナー、モディファイされたLR Baggs製ピックアップ、サウンドホールにマウントされたプリアンプとコントロールなども特徴だ。
国内発売は2021年5月の予定。
今回のパートナーシップ契約とこのモデルについて、オリアンティ自身は次のコメントを寄せている。
ギブソンの素晴らしいチームと一緒に今回のシグネチャー・アコースティックを作れたことは、本当に名誉なことでした! これ以上嬉しいことはないです。このギターの一番の特徴はSJ-200特有のフルサウンドを保ちつつ、ES-345のネック・プロファイルなのでより速く弾くことができることです。モディファイしたLR Baggsのカスタム・ピックアップも搭載されていて、バランスの取れたギターで音抜けも最高。5月にこのギターを手にした際は、とにかくこのギターの弾きやすさを実感してくれることを楽しみにしています。
またギブソンのエンターテインメント・リレーションズのグローバル・ヘッド、エリザベス・ハイトはこう述べている。
オリアンティをギブソン・ファミリーに迎えることができて、とても嬉しく思っています。私たちは以前より彼女の芸術的な演奏のファンであり、この素晴らしい才能を持った女性がギブソンに加わったことは、ギブソンにとって有意義なことです。
次の動画は本モデルについてのオリアンティ自身の解説(英語)だ。
またYouTubeのGibson TVで昨年10月に公開された次の動画でも、彼女がこのモデルを弾いて歌う姿を見ることができる。