ギブソンより、奥田民生の最新シグネチャー・モデル“Tamio Okuda J-45”が120本のみの限定生産で発売された。
ギブソン・アコースティックからリリースされた奥田民生モデルは、2014年のTamio Okuda CF-100Eに続き、このTamio Okuda J-45が2本目となる。
本モデルのベースとなったのは、奥田がこれまでのライブやレコーディングで愛用し、数々の名曲を奏でてきた1945年製のJ-45。そのオリジナル・モデルのルックス、サウンド、プレイアビリティを奥田本人の監修の元で徹底的に検証し、ギブソン・アコースティック・カスタムショップの最新技術を駆使して、本モデルは完成に至った。その1本1本は、アメリカ・モンタナ州ボーズマンの熟練クラフツマンの手によってハンドメイドで製作される。
Tamio Okuda J-45のおもな特徴は次のとおり。
- ヘッドストックのロゴは戦時期モデルならではの“スクリプト&バナー”。
- サウンドホール周りの装飾は7層のパーフリング(45年製J-45ならではの仕様)。
- ボディ・トップはビンテージ・ギターのサウンド傾向に肉薄するサーマリーエイジド・アディロンダック・レッドスプルース。
- 1942年に登場したJ-45の当時の特徴を再現し、“ベースボールバット”と形容される極太ネック・プロファイルを採用(ナット幅のみ現代の演奏者を考慮し、標準の43.8mm幅を採用)。
- ボディのサイドとバックはマホガニー材。ジョイント部分のボディ厚について45年製J-45同様の厚みを持たせ、よりフラットなボディ・バックのデザインを採用。
- ボディ・トップ、バックともに45年製J-45の特徴であるシングル・バインディングを採用。
- ナットとサドルにはエイジド・ボーン材を採用。
- ギター・サウンドの鳴りを高めるSuper Thin Lacquerフィニッシュ(極薄ラッカーフィニッシュ)を採用。通常の半分程度の塗装厚のため演奏時に傷やスクラッチは付きやすくなるが、ビンテージ器同様にサウンドの成長や成熟、ラッカー塗装による自然な経年変化を楽しめる。
- カラーは奥田民生の1945年製J-45を彷彿とさせるWashed Vintage Sunburst。
このモデルについての奥田民生のコメントは次のとおり。
「自分がいいなと思って実際に使っているギブソン・ギターを、自分モデルとして出してくれるというのはやっぱり嬉しいですね。このギターは、弾いた時に低音が自分の体にも響いてくる気持ち良さがありますね。ネックが太いことによる(特有の)音色があると思うので、それを弾いて試して頂きたいなと思います。ギブソン・ギターの良さは、武骨なところ。乱暴に弾いてもいい感じで音が出るっていうイメージがあります。このギターを手にした方には、やっぱりガンガン使ってあげて欲しいなと思います。それに耐えうるワイルドなモデルだと思います。」
次の動画では、さらに多くの感想が語られている。
本モデルにはハードケースが付属し、奥田民生の直筆サイン入り認定書も同梱される。発売日は2021年4月27日。120本のみの限定生産となる。
Gibson
Tamio Okuda J-45
【スペック】
[Body]
Shape: J-45
Material: Mahogany
Back & Sides: Mahogany
Top: Thermally Aged Red Spruce
Binding: Single-ply Top, Single-ply Back
[Neck]
Neck: Mahogany
Profile: Historic Rounded U
Nut width: 1.72”/43.8mm
Fingerboard: Indian Rosewood
Scale length: 24.75″ I 628.65mm
Number of frets: 19
Nut: Aged Bone
Inlay: Mother of Pearl Dots
[Hardware]
Bridge: Rectangle, Open Slot, Rosewood
Tuners: Grover Cream Button, Strap-style
[Case &SKUs]
Case: Gibson Hardshell
SKU: AMRSTOVS
【希望小売価格】
591,800円(税込)
【問い合わせ】
ギブソン・ジャパン https://gibson.jp