フェンダー、ジェイソン・イズベルのシグネチャー・テレキャスターを発売 フェンダー、ジェイソン・イズベルのシグネチャー・テレキャスターを発売

フェンダー、ジェイソン・イズベルのシグネチャー・テレキャスターを発売

 過去4度のグラミー賞受賞歴を持つシンガー・ソングライター、 ジェイソン・イズベルのシグネイチャー・モデル“Jason Isbell Custom Telecaster”がフェンダーよりリリースされた。国内販売は2021年5月12日(水)より開始されている。

 本モデルは、 ジェイソン・イズベルがツアーやレコーディングで長年使用してきたテレキャスターを再現したモデルだ。

 ボディの形状は’59スタイルのテレキャスター・カスタムで、カラーはチョコレート・サンバースト。ボディの周囲に施されたクリーム色のダブル・バインディングが絶妙なコントラストを演出し、フェンダーのRoad Wornによるエイジング加工が、このモデルに十分に使い込まれたギターの風格をもたらしている。

 メイプルのネックはヴィンテージ風のmid-ʼ60s“C”シェイプで、指板は21フレット仕様のローズウッド。本モデルのためにカスタマイズされたJason Isbell Telecasterピックアップは煌びやかなトーンを生み、改良されたブリッジは見た目だけでなくチキン・ピッキングのしやすさにも寄与する。

 本モデルついてのジェイソン本人のコメントは次のとおり。

フェンダーとのコラボレーションは、 僕にとって大きな意味を持つんだ。 12歳の頃からフェンダーのギターを所有し演奏してきたから、 フェンダーの楽器は僕の音楽人生にはなくてはならないものなんだよ。 今回、 自分のお気に入りのテレキャスターをRoad Wornフィニッシュで再現したいと思ったんだ。 ギターを引っ掻いたり傷つけたりすることを気にせず、 存分に楽しんで弾けるからね。 子供の頃、 クリスマスに新品のフェンダーのギターをもらったとき、 ギターに傷がつかないかと心配しながら握ってたよ。 少しギターに傷がつき始めてから、 そんなに気にせずに気楽に持てるようになったんだ。

今回このギターを選んだ理由は、 実際にテストしてみてその実力を証明することができたからなんだ。 このモデルのルックス、 サウンド、 プレイアビリティをとても気に入っているよ。 チューニングが本当に崩れないから、 世界中のギタリストに手にとってもらいたいよ。

 フェンダーの製品開発責任者であるジャスティン・ノーヴェルは次のように語っている。

ジェイソン・イズベルは、 長年カントリーミュージックを定義してきたサウンドと、 ソウル、 ブルース、 ロックなどのジャンルを超えた独自のアプローチを融合させた音楽を制作・演奏してきました。 輝かしい受賞歴を持つ彼のサウンドを真似したいというファンのために、 ジェイソンと協力し、 彼のCustom Telecasterの究極のRoad Wornモデルを再現することができました。 このデザインは、 ジェイソンが長年のキャリアを通じて愛用してきた複数のTelecasterを組み合わせたものになっています。 ‘59スタイルのTelecaster Customボディ、 21フレットのローズウッド指板、 彼のサウンドを再現するために特別に設計されたジェイソン・イズベル・ピックアップなど、 随所に手が加えられています。

 次の2つの動画は、上がジェイソン・イズベルのインタビューで、下がフェンダーのユージーン・エドエドワーズによるデモだ。ジェイソン本人のインタビューでは、このシグネチャー・モデルの話だけでなく、自分の子供時代の話やテレキャスターを愛する理由なども語られている。演奏シーンも織り込まれているので、ぜひ見てみよう。

ジェイソン・イズベルについて 

フェンダーの公式資料より引用

ジェイソン・イズベルは、 同世代の中で最も尊敬され、 有名なソングライターの一人として地位を確立しています。 アラバマ州北部出身のジェイソン・イズベルは、 人間の最も深く、 そしてシンプルな感情を表現し、 それを美しい詩ともに歌にする驚くべき才能を持ちます。 また人々の日常を、 思慮深く、 ハートフルに、 そして時には残酷なまでに正直に歌い上げます。 2013年に「Southeastern」をリリースしてブレイクし、 その後、 アルバム「Something More Than Free」(2015年)と「The Nashville Sound」(2017年)は、 グラミー賞の最優秀アメリカーナ・アルバム賞と最優秀アメリカン・ルーツ・ソング賞を受賞しました。 2019年にリメイク公開された「アリー/スター誕生」では、 楽曲「Maybe It’s Time」を提供。 最新スタジオアルバム「Reunions」(2020年)は、 新曲10曲を収録し、 アーティスト人生で最もパワフルで、 創造性と自信に満ち溢れていると絶賛されています。 2021年4月には、 マーティン・スコセッシ監督の新作映画「Killers of the Flower Moon」で俳優デビューすることが発表されました。 

Fender
Jason Isbell Custom Telecaster

【スペック】
Series: Artist
Body Material: Alder
Body Finish: Road Worn® Nitrocellulose Lacquer
Neck: Maple, Mid ‘60s “C”
Neck Finish: Road Worn® Nitrocellulose Lacquer
Fingerboard: Rosewood, 7.25” (184.1mm)
Frets: 21, Narrow Tall
Position Inlays: White Dot (Rosewood)
Nut (Material/Width): Synthetic Bone, 1.650” (42mm)
Tuning Machines: Vintage-Style
Scale Length: 25.5” (648mm)
Bridge: 3-Saddle, Strings-Through-Body Tele® with Compensated Brass Saddles, 6 screw mounting with removable modern “Ashtray” Bridge Cover
Pickguard: 3-Ply Black/White/Black
Pickups: Specially Voiced Jason Isbell Telecaster® Single-Coil (Bridge), (Middle), Specially Voiced Jason Isbell Telecaster® Single-Coil (Neck)
Pickup Switching: 3-Position Blade: Position 1. Bridge Pickup, Position 2. Bridge and Neck Pickups, Position 3. Neck Pickup
Controls: Master Volume, Master Tone
Control Knobs: Knurled Flat-Top
Hardware Finish: Nickel/Chrome
Strings: Fender® USA 250R Nickel Plated Steel (.010-.046 Gauges), PN 0730250406
Case/Gig Bag: Deluxe Gig Bag

【価格】
214,500円(税込)

【問い合わせ】
フェンダーミュージック TEL:0120-1946-60 http://fender.co.jp