音楽の街・下北沢発のエフェクター・ブランドKitazawa Effectorとミックスウェーブのコラボレーションによって生まれたシューゲイズ・プレイヤーのためのファズ、“Total Feedback SHOEGAZE FUZZ”が2021年10月28日(木)に発売される。
本機は日本のシューゲーズ・シーンを牽引するcruyff in the bedroomのハタユウスケが、“アンサンブルに埋もれないファズ”としてプロデュースを手掛けたもの。モデル名の“Total Feedback”は、ハタユウスケの主宰によって2008年から10年以上続いているシューゲイズ・ライブ・イベントの名前から取られている。
本機はロシア製マフのサウンドを軸としたファズだが、大きな特徴はローカットおよびローカット&ハイパスの切り替えスイッチが搭載されていること。
このスイッチを左に倒すとローがカットされる。飽和しがちな低域をカットすることでブーミーにならず、音ヌケが明確に良くなり、さらに低域で発生しがちな余計なハウリングも防ぐため、音量も上げやすくなる。
スイッチを右に倒すとローカットに加えハイがブーストされる。音程がぼやける低域をカットし、さらに高域がブーストされるので、音程とアタックがしっかりと聴こえるようになる。サウンドのエッジが際立つため、ベースや7弦ギターにも有効だ。
マフ系ファズのユーザーには、オンにすると音が沈む、音量を上げようとするとピーピー鳴ってしまうといったことに長年悩まされている人が多いようだが、Total Feedbackはシーンに合わせて余計な部分を削ぎ落してくれるので、あの馴染みあるファズ・サウンドを維持しながらも、バンド演奏時の音ヌケをコントロールすることができる。
シューゲイズ・サウンドを追求していく中でファズの扱いに難しさを感じていた人はもちろんのこと、これからその分野に挑戦したい人も、このTotal Feedbackを試してみてはいかがだろうか。
本機が生むサウンドと切り替えスイッチによる効果は、ハタユウスケによる次の動画のデモ演奏で確認できる。
Kitazawa Effector
Total Feedback SHOEGAZE FUZZ
【スペック】
コントロール: VOLUME / DISTORTION / TONE / 3W SWITCH
入出力端子: INPUT / OUTPUT / DC IN(9V センターマイナス)
電源: 9Vバッテリーまたは9VDC (別売)
最大外形寸法: 71(W)×116(D) ×47(H) mm
重量: 約240g
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
ミックスウェーブ TEL:03-6804-1681 http://www.mixwave.co.jp