フェンダーのチャリティ楽曲、Charの武道館ライブで“ありえないメンバー”たちが初披露 フェンダーのチャリティ楽曲、Charの武道館ライブで“ありえないメンバー”たちが初披露

フェンダーのチャリティ楽曲、Charの武道館ライブで“ありえないメンバー”たちが初披露

 12月11日(土)に日本武道館で開催されたCharのデビュー45周年記念ライブにて、フェンダーのチャリティ・プロジェクトを記念した楽曲「We Love Music」が錚々たるメンバーにより披露された。

 参加したギタリストとベーシストは、(上の写真の右から)日野JINO賢二、春畑道哉(TUBE)、山内総一郎(フジファブリック)、Char、すぅ(SILENT SIREN)、あいにゃん(SILENT SIREN)、INORAN(LUNA SEA)の7人。Char自身も“ありえないメンバー”と語る異例の共演だ。

 彼らはフェンダーの公式サイトで11月に公開された「We Love Music」のMVに参加したメンバーであり、そのMVにおいてアーティスト全体の総指揮をとったのがChar。そのCharのライブで彼らが再び集結し、約5000人の観客が見守る中、本楽曲をステージで初披露した。

 当日のステージには奥田民生、山崎まさよしとの“三人の侍”や、布袋寅泰、AI、佐藤準も登場した。そのアンコールの場面でCharが上記の面々を呼び込み、このセッションが開始された。

 観客はスタンディングで手拍子を始め、会場がヒートアップ。メンバーはソロ・パートでお互いの顔を見合わせながら、それぞれの個性が際立つプレーを披露し、Charのデビュー45周年を全員で祝福した。会場にいたファンは、この夢のような顔合わせに大満足したことだろう。

 なお「We Love Music」は、今年で創設75周年を迎えたフェンダーが、日本の小学校・中学校・高校(公立)を対象に開始したチャリティ・プロジェクト『Fender 75th Anniversary Charity Project – We Love Music』の一環として作られた楽曲で、そのMVには総勢15名のギタリストとベーシストが参加した。

 MVに参加した全メンバーのコメントは次のとおり。ここでは今回のチャリティ・プロジェクトや楽曲、フェンダーの楽器に対する彼らの思いが語られている。

Char

私自身も少年時代にギターと出合い、その魅力に取り憑かれ、半世紀以上が経った今も弾き続けています。自分のスタイルに合ったプレイを無限大に追求できるこの「楽器」をより多くの人達に持って貰いたいと云う一念で今回のプロジェクトに参加させて頂きました。

あいにゃん(SILENT SIREN)

高校生の頃に兄の影響でベースを始め、友達の繋がりでSILENT SIRENを結成しました。11年間音楽活動を続け、今回Charさんを始め素晴らしいアーティストの方々とセッションをすることができて夢のようです。私も誰かに影響を与えられるようなそんなアーティストになりたいと思う、そんな素敵なプロジェクトに参加できてとても光栄でした。

INORAN(LUNA SEA)

楽器を手にした瞬間
その世界は、広がりました。
今も、その世界は広がり続けていて
眩い光を浴びる喜びをどんな時もくれます。
Fenderを手にした君が
そんな想いを描けるように、
Fenderを隣に置いたあなたが
輝く未来に出逢えるように。

Ken(L’Arc-en-Ciel)

We Love Music

この唄

とても気持ちよく

ギターを弾きはじめたころの気持ち

今もある気持ちにダイレクトに触れられました。

We Love Music!

J(LUNA SEA)

この素晴らしいプロジェクトに参加できて光栄です。

この曲が音楽好きなヤツらの未来への光として繋がっていくことを願っています。

そして、いつの日か一緒にプレイ出来たら最高だね。

すぅ(SILENT SIREN)

ギターを始めた中学生の頃からFenderは夢と憧れでした。

初めてFenderを手にした時の感動やドキドキした気持ちは今でも忘れられないです。

何も無かった自分に、音楽の楽しさや可能性を教えてくれたFenderのプロジェクトに参加できて本当に光栄です。音楽は楽しいし、自由だなって改めて感じました。

TOMOMI(SCANDAL)

日本を代表するプレイヤーの方々とご一緒させて頂きとても光栄です。

このチャリティープロジェクトが多くの皆さまの青春時代を彩り、これからの音楽人生を豊かにしてくれることを願っています!

ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)

今回のプロジェクト

“一体どういう形で表現するんだろう?”

“簡単に言うけど、難しいよなあ”と思っていたのですが、Charさんが素晴らしい曲を考えてくださったおかげで、気持ちよく参加することができました。

誰でも歌えて、意味のわかる単語の羅列と、簡単なコード進行。

初心者だろうが玄人だろうが関係ない、幅広い層のミュージシャン達が参加できるこの楽曲は、75周年のお祝い曲であると共に、新たな定番ジャムセッション曲になるでしょう。

あなたの解釈で、弾いて、歌ってみてください。

HARUNA(SCANDAL)

高校生の時初めてギターに触れて、それまでの音楽体験や自分自身の幅がぐっと広がったこと、バンド仲間がいることの大切さにものすごい喜びを感じたことを覚えています。

そんな誰かにとっての人生の感動の輪を広げていけるよう、そして音楽で救えることがたくさんあると信じて、このプロジェクトに参加しました。

MV撮影でのセッション、めちゃくちゃ楽しかったです!

春畑道哉(TUBE)

憧れのギターヒーロー達が愛し、数々の名演・名曲を生み続けて来たFENDER GUITARS。

これからも若いギタリストが手にし、新しい音・無限の可能性を切り開いていくでしょう。

自分も初めてフェンダーを手にした時の衝撃や興奮を忘れず、いつまでもプレイし続けていきたいと思います。

日野 JINO 賢二

今回はCharさんを始め、フェンダーの素晴らしいアーティスト達と今回のチャリティに参加できた事をとても嬉しく思います。

コロナウイルスの影響で、経験した事の無い困難が皆にもあったと思うけど、音楽の力でこれからの世界をもっと良く出来るように、そして今回のチャリティがその一歩になれれば嬉しいです。

MAMI(SCANDAL)

初めて楽器を鳴らした学生時代、楽器を演奏するようになり、より一層音楽の楽しさを覚えた記憶があります。

皆さんの楽器に触れられる機会が増え、一生の記憶に残るような楽しさが広がっていけば嬉しいと思います!

今回のプロジェクトに参加させていただけて光栄です、ありがとうございました!

MIYAVI

We love music… yes, we ALL love music!

ギターって楽しい!音楽って楽しい!

それでいいんじゃない?

音楽の聞かれ方が変わっても、音楽の力は変わらない。

参加できて光栄です!

山内総一郎(フジファブリック)

ストラトキャスターを初めて手にした時から、僕は未だにその魔法が解けません。

これまでの沢山の出会いや経験、これからの生き方も手にしてきたギターや音楽に与えてもらった宝物なので、このプロジェクトが楽器を通して出会う人と人との魔法の架け橋になれば本当に素敵な事だと思っていますし、少しでも力になることが出来ればと思い、参加させて頂きました。

素晴らしいミュージシャンの方々との貴重なセッションを含め、このような機会を与えて下さったフェンダーの皆さんに感謝しております。

Rei

“良い楽器”は弾いているだけで、気分がよくなる。自信がついたり、優しくなれたり。

ギターがある世界に生まれてよかったと、わたしは安堵しています。

Charさんが書いてくれた曲が私たちをひとつにしてくれたように、音楽には人と人をつなげる不思議な力がある。

音楽のすばらしさが、ひとりでも多くの方に届きますように。