MXRより、オクターバーにファズとモジュレーション加え、重厚なサウンドを作れるようにしたペダル、“Poly Blue Octave”が登場した。日本国内での発売は2022年の春頃が予定されている。
本機の筐体上部の上側には6つのノブと2つのミニ・スイッチが搭載されている。
各ノブの役割は次のとおり。
- SUB-1:1オクターブ下の信号の出力レベルを調整する。
- SUB-2:2オクターブ下の信号の出力レベルを調整する。
- OCT+1:1オクターブ上の信号の出力レベルを調整する。
- OCT+2:2オクターブ上の信号の出力レベルを調整する。
- DRY:ドライ信号の出力レベルを調整する。
- MOD:モジュレーション効果の速度を調整する。
SUB-1、SUB-2、OCT+1、OCT+2のノブにより、オクターブ違いの4つの信号を自分の好みにブレンドすることができ、そこにDRYノブでドライな信号を足すことで、芯のある音を作ることができる。
2つのミニ・スイッチの役割は次のとおり。
- FUZZ:ファズ効果のオン/オフを切り替える。
- MONO:ピッチシフトのモノフォニック・モード/ポリフォニック・モードを切り替える。
FUZZスイッチを押すと、ドライも含めた5つの信号すべてにファズ効果が加わる。なおFUZZスイッチを青いLEDが点滅するまで押し続けると、DRYノブでファズの音量を変えることができるようになり、FUZZスイッチを再度押すことで設定が保存される。
MONOスイッチでポリフォニック・モードを選択すると、和音でも単音でも高品質なサウンドが得られる。一方のモノフォニック・モードを選択すると、単音に特化したアナログ・スタイルのピッチシフト・サウンドとなる。
そして5つの信号にファズとモジュレーションを加えることで、ギターとは思えない、まるでオルガンのような重厚なサウンドを創造することができる。
さらにEXP端子にJim DunlopのDVP5 Volume (X) 8 Pedalなどのエクスプレッション・ペダルを接続すれば、2つの異なる設定を行き来することが可能。またMXRのM199 Tap Tempo Switchなどの外部スイッチをつなげば、FUZZスイッチとMONOスイッチのオン/オフが足下でできるようになる。
本機でどのようなサウンドが作れるかは、次の動画で確認しよう。
MXR
M306 POLY BLUE OCTAVE
【スペック】
DC9V駆動(乾電池使用不可)
【希望小売価格】
26,400円(税込)
【問い合わせ】
日本エレクトロ・ハーモニックス www.electroharmonix.co.jp