Benevale(ベナヴァーレ)のオーバードライブ・ペダル“COLT 45”の日本国内での出荷が、ミックスウェーブ株式会社によって2022年3月より開始された。
Benevaleはニューヨーク州のペダル・メーカーで、その製品は、数々の有名ブランドのサウンド・デザインやアーティスト・モデルを手掛けてきたプロデューサーと、アナログ技術に優れたビルダーとのタッグによって制作されている。リッチで耳馴染みのあるクラシックなサウンドに、モダンな要素を加味した仕様も魅力の1つだ。
そして今回、国内での販売が開始されたCOLT 45は、“Pure amp in a box overdrive”(ピュアなアンプ・サウンドを閉じ込めたオーバードライブ)というキャッチ・コピーを持つモデルで、そのコンセプト通りに広いダイナミックレンジを持つソフトなオーバードライブ・ペダルとなっている。
本機のおもな特徴は次のとおり。
- ドライブペダル特有のレンジが狭くなるような変化はなく、ナチュラルに“1歩前に出てくるサウンド”が特徴。
- ギター本体のボリューム操作との連動も良好。歪み量の変化がしっかり追従するだけでなく、ボリュームを絞っても音が痩せない。
- (ギターにもよるが)GAINを9時くらいまでの設定では露骨には歪まない。しかしハーモニクスは増えるため、ローミッドが太くなり、サウンドが前に出てくるのがハッキリとわかる。
- メーカーが推奨する使用法の1つは、常時オンの状態でアンプのサウンドをブラッシュアップする“Allways ON”。
- ゲインを上げるとハーモニクスが増えて太いサウンドになる。さらに上げるとコンプレッション感が強くなる。
- ボリュームを上げるとアンプの入力部での歪みポイントに影響し、アンプ本来のキャラクターが色濃く出るようになる。
- ゲインやボリュームのバランスを変えることで、ハーモニクス成分の多いリッチなサウンドから、強く弾いた時にわずかに歪むようなビンテージ真空管アンプのようなフィーリングまでが得られ、アンプのサウンドの幅が広がる。
実際のサウンドは次の動画で確認してほしい。
Benevale
COLT 45
【スペック】
寸法: W8cm × D13.5cm × H7.5cm
電源: 9V DC(別売)
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
ミックスウェーブ http://www.mixwave.co.jp/