ポール・マッカートニーが自らの人生と芸術を154曲の作品を軸に綴った『THE LYRICS』が、6月18日にリットーミュージックから発売決定! フルカラー上製本2巻組の全912ページという豪華仕様で、価格は16,500円(税込)。現在好評予約受付中だ!
本書は、少年時代から、ビートルズ、ウイングス、ソロ、そして最近に至るまでの作品について、“決定版”となる歌詞、歌詞が書かれた状況、歌詞に書かれた人々、歌詞が書かれた背景、歌詞が生まれるきっかけとなった場所、そして今になって思うことなどが綴られ、それぞれが作品タイトルのアルファベット順に並べられている。また、その中には本書の制作過程でポールのノートから発見された、1960年代初頭に書かれたと思われるビートルズの未発表曲「Tell Me Who He Is」の歌詞も含まれている。
本書のタイトルでもある“THE LYRICS=歌詞”が自身にとってどういう存在なのかを、ポールは序文でこう語っている。
自叙伝を書かないかと依頼されたことは、これまでにも数え切れないほどあったが、なかなかタイミングが合わなかった。家族と過ごしたり、ツアーに出たりしていると、自叙伝を書くために長時間の集中力を保つことは難しい。 ある程度まで年齢を重ねた人の中には、懐かしい日々を思い出すために日記を読み返したりする人もいる。しかし、僕にはそういうノートはない。僕が持っているのは“何百もの”自分の歌だ。家にいるときもツアーに出ているときも、常に曲を書いてきた僕にとっては、曲そのものが、ほぼ自分の人生を通じた日記のようなものと言える。なぜなら、14歳のときにリバプールの小さな家で初めてギターを手に入れ、本能の赴くままに曲を書き始めて以来、一度たりともソングライティングの手を休めたことがないからだ。
また、彼の個人的なアーカイブから発掘された手紙や写真のほか、手書きのスコアなども掲載。ギタリストであれば、ポールの音楽的な才能を垣間見ることができる貴重な資料となるだろう。
以下はポールが本書にまつわるエピソードを語るトレーラー動画のオープニング部分。画像をクリックすると、字幕付きの動画ページへ移動する。
ポール本人と、原書の編集を担当したポール・マルドゥーンのコメント、そして掲載曲リストは以下をチェック!
「この本によって、これまで知られていなかった僕の作品や僕の人生についての本当の部分を、みんなに見せることができてうれしい。僕は、僕の作品がどのようにして生まれたかについてできるだけ真摯に語ったつもりだ。それは僕にとってとても意義のあることだったから、他の人にとっても、その内容が意味を持つことを願っているよ」(ポール・マッカートニー)
「ポール・マッカートニーとの5年間にわたる会話から⽣まれた本書は、限りなく彼の自伝に近い内容となっています。そしてそこで語られた、彼の創造プロセスに対する彼自身の洞察は、ポール・マッカートニーこそ英語における詩の伝統に基づきながらそれを押し広げていった重要な文学者である、という私の推測を裏付けるものでした」(ポール・マルドゥーン)
掲載曲目リスト(邦題)
Volume 1
- A
オール・マイ・ラヴィング|アンド・アイ・ラヴ・ハー|アナザー・デイ|アロウ・スルー・ミー|アヴェレージ・パーソン - B
バック・イン・ザ・U.S.S.R.|バンド・オン・ザ・ラン|バースデイ|ブラックバード - C
セーヌのカフェ・テラス|カリコ・スカイズ|キャント・バイ・ミー・ラヴ|キャリー・ザット・ウエイト|チェック・マイ・マシーン|カム・アンド・ゲット・イット|カミング・アップ|コンフィダンテ|クック・オブ・ザ・ハウス|カントリー・ドリーマー - D
ア・デイ・イン・ザ・ライフ|ディア・フレンド|ディスパイト・リピーティッド・ウォーニングス|ディストラクションズ|ドゥ・イット・ナウ|ドレス・ミー・アップ・アズ・ア・ラバー|ドライブ・マイ・カー - E
出ておいでよ、お嬢さん|エボニー・アンド・アイボリー|エイト・デイズ・ア・ウィーク|エリナー・リグビー|ジ・エンド - F
フィクシング・ア・ホール|フール・オン・ザ・ヒル|フォー・ノー・ワン|フロム・ミー・トゥ・ユー - G
ゲット・バック|ゲッティング・クローサー|ゴースツ・オブ・ザ・パスト・レフト・ビハインド|ガールズ・スクール|アイルランドに平和を|ゴールデン・アース・ガール|ゴールデン・スランバー|グッド・デイ・サンシャイン|グッドバイ|ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ|グレイト・デイ - H
ア・ハード・デイズ・ナイト|愛しのヘレン|ヘルター・スケルター|ハー・マジェスティ|ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア|ヒア・トゥデイ|ヘイ・ジュード|ハイ・ハイ・ハイ|ハニー・パイ|明日への誓い|ハウス・オブ・ワックス - I
アイ・ドント・ノウ|アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール|アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア|アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン|抱きしめたい|アイ・ウィル|アイル・フォロー・ザ・サン|アイル・ゲット・ユー|アイム・キャリング|アイム・ダウン|イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー|アイヴ・ガッタ・フィーリング - J
ジェニー・レン|ジェット|ジュニアズ・ファーム|ジャンク - K
ザ・キス・オブ・ヴィーナス
Volume 2
- L
レディ・マドンナ|幸せのノック|レット・イット・ビー|レット・ミー・ロール・イット|死ぬのは奴らだ|ロンドン・タウン|ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード|ラヴ・ミー・ドゥ|ラヴリー・リタ - M
磁石屋とチタン男|マーサ・マイ・ディア|マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー|恋することのもどかしさ|ミッシェル|マザー・ネイチャーズ・サン|ミセス・ヴァンデビルト|夢の旅人|マイ・ラヴ|マイ・ヴァレンタイン - N
西暦1985 年|ひとりぼっちのロンリー・ナイト|ザ・ノート・ユー・ネヴァー・ロウト|ナッシング・トゥー・マッチ・ジャスト・アウト・オブ・サイト - O
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ|オー・ウーマン、オー・ホワイ|オールド・サイアム・サー|オン・マイ・ウェイ・トゥ・ワーク|ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー|オンリー・ママ・ノウズ|もう一人の僕 - P
ペーパーバック・ライター|ペニー・レイン|ピカソの遺言|パイプス・オブ・ピース|プリーズ・プリーズ・ミー|プリティ・ボーイズ|プリティ・リトル・ヘッド|プット・イット・ゼア - R
ロッキー・ラクーン - S
サン・フェリー・アン|セイ・セイ・セイ|サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド|シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウインドウ|シー・ラヴズ・ユー|シーズ・ア・ウーマン|シーズ・ギヴン・アップ・トーキング|シーズ・リーヴィング・ホーム|心のラヴ・ソング|シンプル・アズ・ザット|シングル・ピジョン|サムデイズ|遥か昔のエジプト精神 - T
テディ・ボーイ|テル・ミー・フー・ヒー・イズ|テンポラリー・セクレタリー|今日の誓い|涙の乗車券|トゥ・メニー・ピープル|トゥー・マッチ・レイン|タッグ・オブ・ウォー|トゥ・オヴ・アス - U
アンクル・アルバート/ハルセイ提督 - V
ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー/ヴィーナス・アンド・マース(リプライズ) - W
やさしい気持|ウォーターフォールズ|ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー|恋を抱きしめよう|幸せなる結婚|ホエン・アイム・シックスティー・フォー|ホエン・ウインター・カムズ|ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード?|ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ|ウィメン・アンド・ワイヴズ|ザ・ワールド・トゥナイト|ザ・ワールド・ユア・カミング・イントゥ - Y
イエロー・サブマリン|イエスタデイ|ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー|ユー・テル・ミー|ユア・マザー・シュッド・ノウ
著者プロフィール
ポール・マッカートニー
1942年、リバプール生まれ。同市で育ち、リバプール・インスティチュートで教育を受ける。14歳で最初の曲を書いて以来、他人と違うことを夢見た彼は、勇気を持ってそれを実行してきた。イギリス在住。
ポール・マルドゥーン
ピューリッツァー賞を受賞した作家。『Howdie-Skelp』を含む14の長編詩集を出版。
『THE LYRICS』
品種 | 書籍 |
---|---|
著者 | ポール・マッカートニー(著)/ポール・マルドゥーン(編) |
仕様 | AB判 / フルカラー上製本2巻組 / 912ページ / Volume 1(432P)+Volume 2(480P) |
発売日 | 2022.06.18 |
ISBN | 9784845637577 |