規格外サイズの大型ギター写真集『Immortal Axes レジェンドが愛したギターたち【日本編集版】』が、2022年6月24日(金)にリットーミュージックより発売される。
本書は『108 ROCK STAR GUITARS 伝説のギターをたずねて』(2019年/リットーミュージック)に続く、リサ・S・ジョンソンによるギター写真集の第2弾。
ロック界のレジェントたちの愛器を著者独自のセンスと技法で撮影した写真が、それぞれにまつわるエピソードとともに紹介されていることは前作と共通。ただ今回は、縦横ともに28cmという大きな判型での出版で、ギターの細部をよりじっくりと観察できるようになっている。
前書きを寄せたのはピーター・フランプトンで、後書きを担当したのはスージー・クアトロ。このロック界の貴公子と女王による推薦文の間に、下記の錚々たる顔ぶれのギタリスト/ベーシストたちの愛器の写真が並ぶ。
持ち主とともに栄光も苦節も経験した楽器の中には、塗装がひどく剥がれたものや、多数の傷が刻まれたものがある。あるいは、そのミュージシャンならではの特別な趣向が凝らされたものもある。名盤のジャケットや映像に使われ、ロック・ギターのアイコンとして人々の記憶に強く残った1本もある。それらが美しく、かつ生々しく撮影された写真を眺め、エピソードを読み進めることで、数十年に及ぶロック・ギターの歴史を反芻することも可能だ。
また本書には奇跡的とも言えるいくつかの実話が記されている。たとえば著者がスティーヴ・ルカサー宅でギターを撮影した日にルカサーの息子が連れてきた友達がピーター・フランプトンの息子であったことや、スージー・クアトロのソロとして初となるシングル曲で重要なパートを弾いたのがフランプトンだったこと、本書で紹介されているフランプトンのギターが南米で行方不明になり、30年以上の時を経て本人の手元に戻ってきた1954年製レス・ポール・カスタム“フェニックス”であることなどだ。
さらにこの写真集が放つ圧倒的な迫力から、リサ・S・ジョンソンの人物と作品が、ロック界の大物たちからいかに厚い信頼を得ているかも感じられる。
なお本書は洋書『Immortal Axes〜Guitars That Rock』を日本向けに抜粋・再編集したもので、紹介されているギターの持ち主(または元の持ち主)は次のとおり。“Immortal Axes”(不滅の斧)というタイトルが付けられた理由は、本書を読了すれば納得が行くはずだ。
アルバート・キング
ヴァーノン・リード
ヴィッキー・ピーターソン
エイドリアン・スミス
エルヴィス・プレスリー
オリアンティ
カーク・ハメット
カート・コバーン
キース・リチャーズ
クリフ・バートン
ゲイリー・ムーア
ザック・ワイルド
ジェイムズ・ヘットフィールド
ジェームス・バートン
ジェフ・ベック
ジェリー・ガルシア
ジェリー・カントレル
ジミー・ペイジ
ジミ・ヘンドリックス
ジョージ・ハリスン
ジョニー・キャッシュ
ジョン・エントウィッスル
ジョーン・ジェット
ジョン・メイオール
ジョン・レノン
スコット・イアン
スザンナ・ホフス
スージー・クアトロ
スティーヴ・ハウ
スティーヴ・ハケット
スティーヴ・ハリス
スティーヴ・マリオット
スティーヴィー・サラス
スティーヴン・スティルス
ダイムバッグ・ダレル
チェット・アトキンス
デュアン・オールマン
デイヴ・デイヴィス
デイヴ・マーレイ
デイヴ・ルード
デヴィッド・ギルモア
トニー・アイオミ
トミー・エマニュエル
トム・ペティ
ヌーノ・ベッテンコート
バディ・ガイ
B.B.キング
ピーター・フランプトン
ピート・タウンゼント
フィル・レッシュ
ブライアン・ウィート
ブライアン・メイ
フランク・ハノン
ボ・ディドリー
ポール・ギルバート
ポール・マッカートニー
マイケル・アンソニー
マルコム・ヤング
ヤニック・ガーズ
ランディ・ローズ
レス・ポール
ロリー・ギャラガー
ロン・ウッド
Immortal Axesレジェンドが愛したギターたち【日本編集版】
憧れのミュージシャンたちのギターやベースを28cm×28cmの大きな判型で堪能
著者 | リサ・S・ジョンソン(著)/石川 千晶(訳) |
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品種 | 書籍 |
仕様 | 216ページ |
発売日 | 2022.06.24 |
ISBN | 9784845637546 |