XSONIC社のワイヤレス・フット・コントローラーの新製品“AIRSTEP SPK Edition”と“AIRSTEP YT Edition”の国内販売が、2022年8月30日(火)より開始された。
XSONICが2021年3月にリリースしたAIRSTEPは、ワイヤレスを含め、様々なコントロール・プロトコルに対応し、MIDI機器、USB機器、ワイレス機器、アンプのチャンネル切替えなどを足下で行えるコンパクトなコントローラーとして、プレイヤーや配信ユーザーからの人気を博している。
今回発売された2機種は、特定のポータブル・アンプに特化したモデルで、AIRSTEP SPK EditionはPositive GridのSparkに、またAIRSTEP YT EditionはヤマハのTHR-IIシリーズにそれぞれ対応したスペシャル・エディションとなっている。
仕様を特化させたことにより、複雑な設定は不要となり、アンプとペアリングするだけですぐに利用可能。お気に入りのポータブル・アンプが単なる練習用ではなく、ライブ・ステージでも充分に威力を発揮するギアへと変身する。
内蔵の充電バッテリーで駆動するため、外部電源は不要。コンパクトなサイズと堅牢なメタル筐体によって、ステージやスタジオなどの厳しい環境にも対応する。また本体ファームウェアを簡単にアップデートできる専用のアプリが無償で提供されているので、常に最新の状態で利用することが可能だ。
AIRSTEP SPK EditionとAIRSTEP YT Editionに共通する仕様と、モデルごとの特徴は下記のとおり。
なおAIRSTEPのスペシャル・エディションの第2弾として、BOSSのKATANA-AIRおよびWAZA-AIRに特化した2モデルの発売も予定されている。
AIRSTEP SPK EditionとAIRSTEP YT Editionに共通する仕様
- 約30メートルの通信距離(見通し距離)
- フル充電で最大300時間の連続動作
- ファームウェアは専用アプリで簡単にアップデートが可能
- 頑丈なアルミニウム押し出しによる筐体
- LEDインジケーター:システムLED×1、フットスイッチLED×5(ブルー/グリーン)
- フットスイッチ:5
- 電源:内蔵充電池(5V~9V DCで充電)
- 外形寸法: 300×70×45mm(W×D×H)
- 本体重量: 650g
AIRSTEP SPK Editionのおもな特徴
- Positive Gridのポータブルアンプ、Sparkに特化したAIRSTEPのスペシャル・エディション。設定をすることなく、すぐにSparkのワイヤレス・コントロールを可能にする。
- チャンネルの切替え、エフェクトのオン/オフ、さらにはSparkアンプをルーパー・マシンとして使用することも可能。このプリセットの切替えとエフェクトのオン/オフは、あらかじめ組み合わせて3つのモードとして内蔵されているので、使いやすいモードを選ぶだけでよい。
- ルーパー・モードは、ループ・マシン・アプリであるLoopy HD(iOS版)やMobius Looper(Windows/mac)を併用することで実現する。
- 純正ワイヤレス・フットスイッチのSpark Controlとまったく同じに動作するExperimentalモードも搭載。
- AIRSTEP SPK Editionが接続されている状態でも専用のSpark Appは使えるため、Bluetoothによるオーディオの接続や音色の編集も可能。
▼チャンネル/エフェクト切替えモードのデモ動画
▼ルーパー・モードのデモ動画
AIRSTEP YT Editionのおもな特徴
- ヤマハのポータブルアンプ、THR-IIシリーズに特化したAIRSTEPのスペシャル・エディション。設定をすることなく、すぐにTHR10II、THR10IIW、THR30IIW、THR30IIAのワイヤレス・コントロールを可能にする。
- 純正のTHR Appは不要で、直接THR-IIシリーズに接続する。
- スロットの切替え、エフェクトのオン/オフが可能。このスロットの切替えとエフェクトのオン/オフは、あらかじめ組み合わせて3つのモードとして内蔵されているので、使いやすいモードを選ぶだけでよい。
- AIRSTEP YT Editionが接続されている状態では、専用のTHR Remote Appは使用できない。ただし、Bluetoothによるオーディオ接続は可能。
▼スロット/エフェクト切替えモードのデモ動画