アイバニーズのGIO Ibanez(ジオ・アイバニーズ)シリーズより、新製品“GRG121SP”が登場した。
GIO Ibanezは“ステージへ最速”というコンセプトのもと、楽器をこれから始めるエントリー層に向けたギターとベースのシリーズだ。本シリーズには、扱いやすいサイズでシンプルなコントロールを持ち、高い耐久性をも備え、その上で個性的なモデルがラインナップされている。
今回発売されたGRG121SPは、アイバニーズの代名詞ともいえるRGのエントリー・モデルで、サウンド、デザインともにモダン指向のギターだ。
ボディ・カラーは、黒いハードウェアとの相性が良いBKN(Black Night)と、見る角度によって色が青から紫へと遷移するカメレオン・カラーのBMC(Blue Metal Chameleon)の2色。
ボディ材にはフラットな音響特性を持つポプラを採用。ボディ・トップの肘が当たる部分には、弾きやすさを向上させるために緩やかな傾斜のエルボー・コンターが施されている。ボディ・バックのコンターは、演奏時の身体へのフィット感を高めるためのものだ。
ネック材は高級なギターで採用されることが多いローステッド・メイプル。木材を加熱処理することにより、形状の安定性と、反りや温度変化に対する耐久性を高めている。またネックの裏側はスムーズな弾き心地をもたらすサテン仕上げになっている。1フレット部分のネックの厚さは薄めの19.5mm。
指板材は硬質なジャトバ。褐色の木肌がローステッド・メイプル・ネックのカラーとも良くマッチしている。
トラスロッドはヘッド側で調整するタイプだが、スライドさせるだけでトラスロッドにアクセスできるスライダブル・カバーが装備されているので、カバーを開けるためのプラス・ドライバーは不要だ。
ピックアップはアイバニーズのオリジナルのClassic Eliteハムバッカーを2基搭載。このピックアップは豊かな低音域成分とリッチでニュアンスに富んだトーンが特徴で、ボディへ直接にマウントすることによりタイトなサウンドを獲得している。
ブリッジはスタンダードなハードテイル・ブリッジのF106を採用。弦をボディの裏側から通すタイプで、弦間ピッチは10.5㎜。
コントロールは1ボリューム、1トーン、ピックアップ・セレクター・スイッチという構成。セレクター・スイッチは5ウェイで、各ポジションでONになるピックアップは次の図のとおり。
そして本モデルの推奨販売価格は39,600円(税込)で、ソフト・ケースも付属する。自分のギター・ライフをアイバニーズのギターで始めたいと考えている人にとって、これはうってつけの1本と言えるだろう。
Ibanez
GRG121SP
【スペック】
Neck type G: RG / Roasted Maple neck
Body: Poplar body
Fretboard: Jatoba fretboard w/White dot inlay
Fret: Medium frets
Bridge: F106 bridge (10.5mm string spacing)
Neck pickup: Classic Elite (H) neck pickup
Bridge pickup: Classic Elite (H) bridge pickup
String gauge: .010/.013/.017/.026/.036/.046
Hardware color: Chrome
Case/bag: Soft case included
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
星野楽器販売 TEL:0561-89-6900 http://www.ibanez.co.jp