チェーンソー・サウンドとモダンなハイゲイン・トーンを組み合わせたレヴ・アンプリフィケーションのディストーション チェーンソー・サウンドとモダンなハイゲイン・トーンを組み合わせたレヴ・アンプリフィケーションのディストーション

チェーンソー・サウンドとモダンなハイゲイン・トーンを組み合わせたレヴ・アンプリフィケーションのディストーション

 カナダのハイエンドなアンプ&エフェクター・ブランドのレヴ・アンプリフィケーションより、ディストーション・ペダルの新製品“Northern Mauler”(ノーザン・マウラー)が登場した。

 本機は、カナダで数多くのメタル・バンドのサウンド・エンジニアを務める、グレン・フリッカー(Glenn Fricker)の監修によって生まれたモデルだ。彼は近年、YouTube SpectreSoundStudiosチャンネルでの機材レビューでも人気を集めている。

筐体の側面
筐体の側面にはグレン・フリッカーのサインがプリントされている。

 本機の第一の特徴は、スウェディッシュ・デスメタルの暴力的なサウンドを生む“チェーンソー回路”と、レブ・アンプのモダンなハイゲイン・トーンを再現した“アンプ回路”の2つを並列で組み合わせたところにある。このうちのチェーンソー回路は、80年代から90年代初頭にかけて生産されたディストーション・ペダルの名機のトーンにインスパイアされて開発されたものだ。

 筐体のトップ・パネルには8つのノブがあり、左端にあるBITEとGROWLの2つのノブでチェーンソー回路、右側のTREBLE、MIDS、BASSの3つのノブでアンプ回路をコントロールする。

8つのコントロール・ノブ

 BLENDノブは2つの回路からの信号のミックスの割合を決める役割を持ち、GIV’Rノブはミックス信号のゲイン/サチュレーションをコントロールする機能を持つ。

 そしてこれらのノブを調整することで、過激かつ独自で、幅の広いディストーション・サウンドを得ることができる。

 加えて本機の用途は幅広く、たとえばクリーン・チャンネルを“メタル・モンスター”に変身させたり、本機をパワーアンプに直接接続したり、レコーディング・インターフェースと併用するなど、様々な使い方が可能だ。

 筐体は丈夫な金属製で、8つのノブも装備されているが、重量は361gと非常に軽量。

 入出力端子は背面に集約されているため、ペダルを並べて使用する際にも横のスペースは不要。

 電源は9VDCで、パワー・サプライ(別売)からの電源供給のみとなる。

 本機の2つの回路の組み合わせから生み出されるディストーション・サウンドがどのようなものであるかは、次の2つの動画で確認してほしい。

Revv Amplification
Northern Mauler

【スペック】
コントロール: BITE, GROWL, VOLUME, TREBLE, MIDS, BASS, BLEND, GIV’R
スイッチ: ON/OFF
入出力端子: Input, Output, DC In ※DC In適応プラグ・サイズ: 内径2.1mm / 外径5.5mm
電源: 9VDC (別売パワー・サプライ)
消費電流(最小): 20mA~
サイズ(最大外形寸法): H52 × L113 × W113mm
重量: 約361g

【価格】
オープンプライス

【問い合わせ】
神田商会 https://www.kandashokai.co.jp