本邦唯一のジャズ・ギター専門誌『Jazz Guitar Magazine』のVol.10が、2023年5月11日(木)にリットーミュージックより発売される。
第一特集の「ジャズ・ブルースを弾きこなす!」は、本号の表紙を飾る名手のプレイを分析した「グラント・グリーンに学ぶアドリブ術」を始め、ブルースのソロをスケール面から紐解く「浅利史花が指南! ジャズ・ブルースにおける様々なアイディア」や、各人の個性が際立つ「ギタリスト別ブルース・アプローチ12選」など、5つの記事で構成されている。
本特集のタイトルどおりに“ジャズ・ブルースを弾きこなしたい”と考えている人はもちろん、ほかの音楽ジャンルにも応用可能なノウハウが満載されているので、普段はロックやブルースを弾いているギタリストにも一読をおすすめしたい。
第二特集の「生誕100周年! ハード・ドライヴィングなウェス・モンゴメリー」は、ウェスが最もスリリングな演奏をしていた1959〜1963年にフォーカスした「やっぱりリヴァーサイド期が最高!」と、彼の演奏のエッセンスがわかる「ウェスに学ぶジャズ・ギター・メソッド」の二本立て。
インタビュー記事にはビル・フリゼール、ラーゲ・ルンド、ヨタム・シルバースタイン、中井勉、平田晃一の5名が登場する。
ジェフ・ベック、ウェイン・ショーター、ミック・グッドリックの追悼記事も掲載。ジェフ・ベックについては、ジョン・マクラフリンにインタビューを行ない、ジェフに贈ったストラトキャスターのエピソードなどを語ってもらった。
また連載記事にはジョン・ストーウェルによる講座「ネクスト・ステップ・ジャズ・ギター」が加わった。
さらに紙版には、若手の正統派ジャズ・プレイヤーである浅利史花と佐藤潤一(b)が「Stella By Starlight」ほかのスタンダード曲を美しい音色で演奏した7曲入りのCDが付属する。
全コンテンツは下記のとおり。予約受付はすでにAmazonなどで開始されている。
CONTENTS
[特集1]ジャズ・ブルースを弾きこなす!
◎浅利史花が指南! ジャズ・ブルースにおける様々なアイディア
◎グラント・グリーンに学ぶアドリブ術
◎ギタリスト別ブルース・アプローチ12選
◎セッションでよく演奏される有名ブルース・チューン
◎ブルースてんこ盛りなジャズ・ギター名盤
[特集2]生誕100周年! ハード・ドライヴィングなウェス・モンゴメリー
◎やっぱりリヴァーサイド期が最高!
◎ウェスに学ぶジャズ・ギター・メソッド
インタビュー
◎ビル・フリゼール
◎ラーゲ・ルンド
◎ヨタム・シルバースタイン
◎中井勉
◎平田晃一
トピックス
◎ギブソン・アーティスト・シグネチャー・モデル・コレクション
◎関西ジャズの重鎮、竹田一彦が魅せる国宝級の渋み
◎リオーネル・ルエケ クリエイティヴなアーティストを刺激するギターの魔人
追悼企画
◎ジェフ・ベック(feat. ジョン・マクラフリン)
◎ウェイン・ショーター(feat. 高内春彦)
◎ミック・グッドリック
連載
◎ネクスト・ステップ・ジャズ・ギター by ジョン・ストーウェル(新連載)
◎小沼ようすけ「Just Friends(動画連動)」
◎宇田大志「ジャズ・ブルースを弾こう(バッキング編)」
◎特別短期連載 ギタリストの”ノリ”を科学する
◎小川隆夫のギタリスト死亡診断書ファイル「パット・マルティーノ」
スコア
◎「Cool Blues」グラント・グリーン
◎「Relaxing At Camarillo」ジョナサン・クライスバーグ
[付属CD]ジャズ・ギターの美しい音色とフレーズを凝縮![浅利史花(g)&佐藤潤一(b)]
01 Stella By Starlight(Victor Young)
02 Daahoud(Clifford Brown)
03 What A Difference A Day Made(Maria Grever)
04 Softly As In A Morning Sunrise(Sigmund Romberg)
05 Speak Low(Kurt Weill)
06 Sandu(Clifford Brown)
07 We’ll Be Together Again(Carl T. Fischer)
※CDの内容は電子版には付属しません。
『Jazz Guitar Magazine Vol.10』
品種 | 雑誌 |
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仕様 | 菊倍判 |
発売日 | 2023.05.11 |