ギター・マガジン本誌で連載中の“ピクトグラムで愛でるギター・パフォーマンスの世界”。ギタリストの著名なステージ・アクションやパフォーマンス、特殊な奏法などをピクトグラムで紹介する連載ですが、このたびTシャツ化が決定! 詳細をご紹介します。
撮影:小原啓樹
名手のパフォーマンスをその胸に!
本誌の連載“ピクトグラムで愛でるギター・パフォーマンスの世界”が、Tシャツになりました! ギタリストの有名なステージ・アクションやポーズを、全15パターン単体&一覧の合計16バリエーションをラインナップ。カラバリもたくさん用意しています。ネタにも、プレゼントにも、お子様に着せてもOK。ぜひ買ってね!
ラインナップ
ピクトグラム15種一覧
有名なパフォーマンス15種を前面にプリント。君は誰のどんなパフォーマンスか、全部わかるかな?
ダック・ウォーク(チャック・ベリー)
ロックンロール・ギターのゴッドファーザー、チャック・ベリーの必殺パフォーマンス。膝と腰を落とし、片足でアヒルのようにぴょんぴょん跳ねながら移動する。チャックが自身で考案したものと思われがちだが、ルーツはTボーン・ウォーカーにあるという。
ウインドミル奏法(ピート・タウンゼント)
屈指のライブ・バンド、ザ・フーのピート・タウンゼントが編み出した奏法。スタンスを広げ、右手を反時計回りに回転させてピッキングする。その様子が風車のようなので“ウインドミル”と名付けられた。日本でも布袋寅泰や真島昌利ら多くの名手がオマージュしているぞ!
歯ギター(ジミ・ヘンドリックス)
ロック・ギター史上、最も異色の荒技が歯弾き。ギター・スリムが始め、バディ・ガイが受け継ぎ、ジミ・ヘンドリックスが世界に知らしめた。映像作品『ライヴ・アット・モンタレー』に収録の「ヘイ・ジョー」での超絶歯弾きプレイは必見。
ボウイング奏法(ジミー・ペイジ)
バイオリンの弓(bow)でギターを弾くボウイング奏法。ジミー・ペイジが有名にしたが、英国のロック・バンド、ザ・クリエイションのエディ・フィリップスのほうが先らしい。ともあれ、レッド・ツェッペリンの「Dazed and Confused」でのペイジのパフォーマンスは唯一無二。
電動ドリル奏法(ポール・ギルバート)
MR.BIG時代のポール・ギルバートが有名にした電動ドリル奏法。先端にピックを付けて高速ピッキングする、アグレッシブなマシン利用型パフォーマンスだ。エディ・ヴァン・ヘイレンもドリルをピックアップに使づけてキュイ~ンという音を鳴らす技を使っているが、ピッキングまでするのはポールの発案。電動ドリルは日本のメーカー、マキタ製だ!
背中弾き(Tボーン・ウォーカー)
ジミ・ヘンドリックスや、彼の流派を受け継ぐギタリストたちが得意とする背中弾き。しかしその始祖は、背中弾きしているイラストがアルバム・ジャケットにもなっているモダン・ブルースの父、Tボーン・ウォーカーだ。しかも彼の場合、背中弾きと同時に股割りも行なうという大胆不敵ぶり。これにはあのジミでも追随できなかった!
イングヴェイ・ポーズ(イングヴェイ・マルムスティーン)
イングヴェイ・マルムスティーン『Fire And Ice』(92年)のジャケットでとっている有名な伸脚ポーズ。右脚を曲げて左脚は伸ばし、右手の拳を天に堂々とかざそう。なおこの伸脚は86年作『Trilogy』の時点で登場済み。
ツノポーズ(アンガス・ヤング)
アンガス・ヤング(AC/DC)の決めポーズ。これは、『Highway To Hell』(79年)のジャケで描かれた悪魔のツノから来ているだとか、アンガス牛のツノを表わしているとか言われている。このポーズをとる際は、SG+半ズボンの学生ブレザーとセットでやらないとただの変なヤツになるので要注意。
ギター燃やし(ジミ・ヘンドリックス)
1967年6月のモンタレー・ポップ・フェスティバルで「Wild Thing」を披露した際、ジミ・ヘンドリックスが見せた衝撃のパフォーマンス。この前にザ・フーが出ており、ピート・タウンゼントのギター破壊を超える衝撃をもたらすためにやったと言われている。炎のメラメラを両手で表現するさまが呪術的。
JUMP!(エドワード・ヴァン・ヘイレン)
2020年に逝去した不世出のギター・ヒーロー、エドワード・ヴァン・ヘイレンのジャンプ・パフォーマンス。ヴァン・ヘイレンの有名曲、その名も「Jump」をステージで演奏する時などに披露する。左足を前、右足をうしろにして大開脚。ステージに対して真横を向いてやるのも見せ方のポイントだ。
スモーキング・ギター(エース・フレーリー)
キッスの元ギタリスト、エース・フレーリーが看板としたエンタメ度満載のパフォーマンス。レス・ポールのフロントPUに電気で発煙する装置を組み込み、ギターから煙がモクモクと湧き上がるさまはキッズの心をわし掴みにした。
マシンガン・ギター(ウィルコ・ジョンソン)
ドクター・フィールグッドのウィルコ・ジョンソンの得意技。目をカッと開き、客席へ銃口を向けるようにテレキャスターを構えて高速ブラッシングを披露する。ドクター・フィールグッド「Riot in Cell Block No.9」の映像は必見。
ロンドン・コーリング(ザ・クラッシュ)
ザ・クラッシュ『London Calling』(79年)のジャケットで見られ、今や反抗のシンボルとしてお馴染みのベース破壊パフォーマンス。被写体はポール・シムノン(b)で、79年9月20日のニューヨーク・パラディウム公演の終盤にてこのシーンが撮影された。ちなみに破壊されたベース(プレベ)は英ロンドン博物館で常設展示しているよ!
パワー・スタンス(ジョニー・ラモーン)
ジョニー・ラモーン(ラモーンズ)の基本スタンスであり、パンク・ロック・ギターのシンボリックな立ち姿。右手がまっすぐ伸びるぐらいストラップを長くして脚をガバっと広げ、ひたすらにダウン・ピッキング! この時、上体をのけぞらせてギターのボディを身体に固定させるのが大切。こうすればダウン・ピッキングの右手に力が込めやすくなるぞ。
ギター&アンプ破壊(ピート・タウンゼント)
ステージでギターを破壊するパフォーマンスといえば、何と言ってもザ・フーのピート・タウンゼントだろう。ピートの場合、破壊の仕方も色々だが、有名なのはネックを背後のスピーカー・キャビネットに突き刺し、アンプもろともブッ壊すこの手法。アンプのうしろから煙を出す演出がされることも。
カラバリも豊富!
カラーは10種(ホワイト、ブラック、グレー、ライト・イエロー、ライト・パープル、アシッド・ブルー、サンド・ベージュ、ライト・オリーブ、メロン、バニラ・ホワイト)を用意。
INFORMATION
- 価格:4,400円
- サイズ:S、M、L、XL、XXL、キッズ(100~160)
- カラー:10種(ホワイト、ブラック、グレー、ライト・イエロー、ライト・パープル、アシッド・ブルー、サンド・ベージュ、ライト・オリーブ、メロン、バニラ・ホワイト)