英国に拠点を置く老舗ヘヴィメタル~ラウド・ミュージック専門誌『METAL HAMMER』の日本版となる『METAL HAMMER JAPAN』が、その最新号であるVol.15を2023年10月11日に発売した。
新旧問わずアグレッシブな音楽をピックアップする同誌だが、本号では3人体制へと姿を戻した“新生”BABYMETAL、スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーなど、世界標準のミュージシャンが登場する。
そしてもちろんシンガーだけではなく、シーンのトップで活躍するギタリストも多数顔を並べるので、ギター・ファンにとっても要注目の1冊と言えるだろう!
まず紹介するのは「2003年のダイムバッグ・ダレル」だ。タイトルのとおり、パンテラが崩壊目前となり、新バンド結成に向けての道を模索しだしたダイムバッグ・ダレルを、当時の本人コメントも交え、親友であるザック・ワイルドやコリィ・テイラーらがふり返る。モダン・メタル・シーン最大のギター・ヒーローと言える彼の心情を感じてほしい。
今注目のアジア圏ヘヴィ・ミュージックを特集した「爆進するアジアン・ヘヴィネス!」には、BLOODYWOODのカラン、人間椅子の和嶋慎治が登場。カランはインドらしい音楽の取り入れ方を、自らの音楽を分析しながら解説。和嶋は、ベーシストの鈴木研一とともに“日本のバンドらしさ”を考えていく。スケーリングなのかリズムなのか、はたまたルックスか……世界中のメタル・ファンが思う日本ならではのヘヴィ・サウンドとは何なのか!?
ギタリスト単独のインタビューももりだくさん。アーティスティックなヘヴィネスを創造するバロネスからは、ジーナ・グリーソンがその経験をもとにしたアドバイスを与えてくれる。元シルク・ドゥ・ソレイユのギタリストであった彼女の言葉から学べることは多いはずだ。
地獄からは、Damian Hamada’s Creaturesよりダミアン浜田陛下がご降臨。人間のフリをしていた学生時代の音楽的嗜好から、聖飢魔Ⅱの初期楽曲を作るにあたっての理想、そして最新大聖典(アルバムのようなもの)での作曲法まで、禍々しい音楽の源を大いに語って下さっている。
このほかEUツアーから帰ってきた花冷え。、カバーEPをリリースするNEMOPHILA、実はメタルも好きな俳優の宮崎美子など、幅広い内容が詰まった『METAL HAMMER JAPAN Vol.15』。ギタリストでもベーシストでも、ラウドな音楽が好きであれば、全篇にわたり楽しむことができるだろう!
METAL HAMMER JAPAN Vol.15
CONTENTS
表紙・Special Feature
BABYMETAL
*特別付録:BABYMETALオリジナル・ビッグ・ポスター(電子版では巻末に掲載しています)
HAMMER INTERVIEW
- コリィ・テイラー
- ジーナ・グリーソン(バロネス)
ヘヴィの流儀#12/ダミアン浜田陛下(Damian Hamada’s Creatures)
爆進するアジアン・ヘヴィネス!
- カラン(BLOODYWOOD)
- ヴォイス・オブ・バーセプロット
- 和嶋慎治&鈴木研一(人間椅子)
開催目前! 《NEX_FEST》をより楽しむための見どころチェック!
回想録 2003年のダイムバッグ・ダレル
LET’S TALK METAL/宮崎美子
特別企画 花冷え。ワールド・ツアー紀行“EUから失礼します。”
NEW NOISE DELUXE
- ロード・オブ・ザ・ロスト
THE HOT TOPIC
- 我儘ラキア
- 石原“SHARA”愼一郎
- NEMOPHILA
STARS’ WORDS
NEW NOISE
DISC REVIEWS
『METAL HAMMER JAPAN Vol.15』
品種 | 雑誌 |
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仕様 | A4変形判 / 128ページ |
発売日 | 2023.10.11 |
価格 | 1,980円 (本体1,800円+税10%) |