マーティ・フリードマンにとって初の自伝『マーティ・フリードマン自叙伝 音旅のキセキ』が、2024年3月19日(火)にリットーミュージックより発売される。
本書は、メガデス、カコフォニーといった世界的メタル・バンドで活躍したのち、現在は拠点を日本に移し、様々なアーティストとの共演やTV出演など、多岐にわたって活動を続けるマーティが自身の半生を語った自伝。
ロックと出会った幼少期から、キッスを知りギターを弾き始めた10代の思い出、メガデスへ加入した激動の90年代、そして日本へ移住後の暮らしや新しい出会いまで、彼の音楽の旅路が余すところなく語られている。また、“移住者から見た日本あるある”的なエピソードや、日本語を習得する際の道のりなど、マーティならではの経験談も面白い。
彼はどのような人生を歩み、現在の唯一無二な活動スタイルへと行き着いたのか。全ギター・ファン必見の一冊だ。
また、同書の発売を記念して、2024年3月22日(金)にHMV&BOOKS SHIBUYAの6Fイベントスペースにてトークショー&特典会の開催が決定している。イベントの詳細はHMV&BOOKS onlineのHPから確認してほしい。
⚫︎『マーティ・フリードマン自叙伝 音旅のキセキ』発売記念イベント
https://www.hmv.co.jp/store/event/49971/
CONTENTS
- [TOUR-01]少年マーティの形成
・僕はマーティ!
・ドーナツ盤ガチャガチャで芽生えた音楽オタク気質
・ドイツで体験した“音楽の魔法”
・永遠のアイドル=キッスとの出会い
・ついに始まったギター・ライフ!!
・初ライブで学んだこと
- [TOUR-02]本格的バンド活動の始まり
・ショウマンシップ――人前で演奏する意識と快感の芽生え
・初の本格的レコーディングと謎のバンド脱退劇
・新天地=ハワイへの引っ越し
・ハワイでのバンド活動とシュラプネルとの出会い
・日本の音楽を自らのギターに
・予定外のサンフランシスコ移住
・契約目前……本当の自分はどっち!?
・キッス加入目前!?
- [TOUR-03]ジェイソン・ベッカーとカコフォニーとソロ・アルバム
・ジェイソンと会ってみたら?
・世界一やさしくギターに熱いジェイソン
・シュラプネルからアルバムをリリース
・マーティ的日本式メロディの分析
・盟友ジェイソン・ベッカーと初めての日本公演
・日本語を話してみよう
・カコフォニー解散とメガデスのオーディション
- [TOUR-04]90年代とメガデス時代
・メガデスの曲作りとは
・ムステインのコンプレックス
・メガデス加入で生活が激変
・これがメジャーのレコーディング方法?
・「トルネード・オブ・ソウルズ」での確信
・メガデス特有のリズム・ギター
・メガデスでの初ツアー
・やっと“職業:ギタリスト”になれた
- [TOUR-05]メガデスで感じた達成感……そして脱退
・完璧主義者ぶりを発揮した『破滅へのカウントダウン』
・メタリカの一番近いところにいるバンド
・メガデスのヘヴィさって?
・武道館公演がキャンセルになったあの頃、本当のバンドになった
・ムステインを“ゆるせる”気持ちに
・よりメインストリームのバンドになるために/『クリプティック・ライティングス』での達成感
・『リスク』のなかにあったリスク
・音楽業界のなかでのメガデス
・僕がメガデスを辞めた理由
- [TOUR-06]ソロ・アーティストとしてのアイデンティティ
・喜多郎さんとの出会い
・ニックのドラムがメガデスをメインストリームに押し上げた
・当時の日本への解釈度合いは……?
・ソロ活動の意味
・僕がヴォーカルに求める魔法
・日本語をマスターするために
・美しい表現の道具、漢字
・弁論大会でさらに日本語力アップ!
・大好きな音楽に囲まれて暮らしたい
・肩書きについて思うこと
- [TOUR-07]TOKYO LIFE!
・僕が日本に住む理由
・音楽の趣味がピッタリの日本がヘンなの?
・邦楽シーンで仕事をするために
・日本での暮らしは刺激的!
・日常生活も大変!
・面倒なことでわかった“これが日本なんだ”
・邦楽シーンへの第一歩、相川七瀬さんとの出会い
・相川バンドのリハで受けた衝撃/そして、テレビの世界へ……
・テレビの仕事で人間的にも深みが増した!
・仕事はすべてつながっているんだよ
- [TOUR-08]音楽がつないだ日本でのキセキ
・念願のつんく♂さんと会う
・目標だった『紅白歌合戦』への出演
・映画ではキョンキョンやジーンとも共演
・ジェイソン・ベッカーと震災に向けての演奏
・どうして僕の意見を求めるの?
・ギタリストの待遇って……
・運命の出会い……!
- [TOUR-09]ソロ・アルバムへの情熱――すべては音楽のために
・“ちゃんとアルバムを作りあげる”プロセスとは?
・仕事はつながっている
・すべての仕事は“マーティの音楽”に通じている
・ももクロからアレキシまで、たくさんの人たちとコラボ
・セールス成功には運も大切
- [TOUR-10]まだまだ音旅の途中
・イタリアでのレコーディング
・それでも日本に
・八代亜紀さんとの思い出
・僕は今でも14歳の頃とまったく同じ!
・“音旅”はこれからも続いていく
Profile
マーティ・フリードマン
1962年12月8日生まれ、米メリーランド州ローレル出身。キッスに大きな影響を受け、バンド活動を始める。1990年にはメガデスに加入し、黄金期のメンバーとして世界中に熱狂的なファンを持つギタリストとなった。2004年からは活動拠点を日本へと移し、ソロ作品のリリースに加え、さまざまなJポップ・ミュージックとも多く共演する。2017年には文化庁日本遺産大使に任命されるなど、マルチな活躍を見せている。
2023年には、日本武道館で24年ぶりにメガデスと共演し大きな話題となった。
『マーティ・フリードマン自叙伝 音旅のキセキ』
日本で新たな人生を見つけた音楽家の、誰も知らなかった素顔
マーティ・フリードマン(著)
品種 | 書籍 |
---|---|
仕様 | 四六判 / 288ページ |
発売日 | 2024.03.19 |
ISBN | 9784845640140 |