Manlay Soundより、モズライトのFuzzRiteを基にしたファズ・ペダル“Fuzzpaghetti”が登場 Manlay Soundより、モズライトのFuzzRiteを基にしたファズ・ペダル“Fuzzpaghetti”が登場

Manlay Soundより、モズライトのFuzzRiteを基にしたファズ・ペダル“Fuzzpaghetti”が登場

 スペインのブティック・ペダル・メーカー、Manlay Soundより、1968年にモズライト社から発売されたFuzzRiteを基にしたファズ・ペダル“Fuzzpaghetti”が登場した。

Manlay Sound/Fuzzpaghetti

 FuzzRiteの初期のバージョンにはゲルマニウム・トランジスタが使われていたが、Fuzzpaghettiはその後に作られたシリコン・トランジスタ・バージョンを基にして作られたレプリカだ。

 そしてFuzzpaghettiのサウンドは、ファズフェイスやトーンベンダーとはまったく異なっており、そのバズィでワイルドなトーンはサーフ・ミュージックやガレージ・ロックとの相性が良い。

ノブと端子

 筐体上部の2つのノブはVOLUMEとDEPTH。

 このうちのDEPTHノブは、トラディショナルなファズ・コントロールとは異なり、2つのファズ・サウンドをブレンドするように働く。たとえば反時計回りにした状態では1つ目のトランジスタのサウンドになるが、時計回りに動かしていくにつれ、2つめのトランジスタがカスケードされていき、ゲインも上昇する。

 さらに内部に設置されたトリム・ポットにより、オリジナルのFuzzRiteが持つノコギリのような極端なファズ・トーンから、本機特有のファットなサウンドまでを作ることが可能。

ステンレス・スチール製の筐体

 筐体にはオリジナル機に敬意を表したカスタムメイドのステンレス・スチールが採用され、モズライトのロゴに寄せた黒丸入りの“M”および“manlaysound”の文字もプリントされている。

 また“BUILT IN BCN”の“BCN”は、Manlay Soundの本拠地であるバルセロナを指しているのだろう。

 全体がペダルボードに収まるサイズに仕上げられているのもポイントだ。

 本機のその他の特徴としては、厳選された2N3904および2N2222シリコン・トランジスタ、アルファ・ポット、アンフェノール・クローズド・ジャック、トゥルー・バイパス・スイッチなどが挙げられる。

 なお、“Fuzzpaghetti”というネーミングは、1960年代~1970年代のスパゲッティ・ウエスタン映画の音楽でFuzzRiteが多く使用されたことへのオマージュであるとのことだ。

 サウンドは次の動画で確認しよう。

Manlay Sound
Fuzzpaghetti

【スペック】
●電源:9V電池、またはACアダプター *ACアダプター駆動は9Vセンターマイナス(BOSSタイプ)
●寸法 :142 × 80 × 50 mm

【価格】
36,850円(税込)

【問い合わせ】
アンブレラカンパニー TEL:042-519-6855 https://umbrella-company.jp/