IK Multimedia社から、ギタリスト、ベーシストに向けたコンパクトなAIモデリング・ペダル、“TONEX ONE”が発売された。国内での出荷は2024年5月下旬より開始されている。
本製品は、同社から既発売のプラグイン版“TONEX”、“TONEX Pedal”に使用されている“AI Machine Modeling”技術を、コンパクトな筐体に詰め込んだハードウェア・ペダル。
この“AI Machine Modeling”技術によって、アンプ、キャビネット、ペダルなどの機材のサウンドを、高い精度でキャプシャーし保存することができる。コンパクトな筐体なので、自分のお気に入りのアンプなどを、ライブやレコーディングなどの現場に気軽に持ち運ぶことが可能だ。
購入時にもすでにギター/ベース・アンプ、キャビネット、ペダル各種のシミュレーターが内蔵されているが、世界中のTONEXユーザーが自身の機材のサウンドをキャプチャしたデータ“Tone Model”を別途ダウンロードすることもできるため、サウンド・メイクの可能性は無限大だ。
ここからはその特徴を見ていこう。
TONEX ONEのおもな特徴
- AI Machine Modelingによる、リアルなアンプ、キャビネット、ストンプ・モデルを搭載
- コンパクトな筐体に、ステージ上で操作可能なツマミ、フット・スイッチを装備
- ツマミのLEDは色をカスタマイズ可能
- フット・スイッチの動作モードは2種類から選択可能(A/Bデュアル、ON/BYPASSストンプ)
- 20種類のプリセットが保存可能
- TONEX SEのプレミアムTone Model(有料/200種類)、ToneNETのTone Model(無料/25,000種類以上)を利用可能
- 購入時からEQ、コンプレッサー、リバーブ、ノイズ・ゲート、チューナーを搭載
- ステレオ、デュアル・モノ、ヘッドフォンに対応するTRS出力端子が搭載
- Mac/PCに接続してプリセット管理、インターフェース機能を利用可能なUSB-C端子を搭載
- ソフトウェア上でプリセット管理、キャプチャー、演奏が行なえるTONEX SE、AmpliTube 5 SEのライセンス付き
上記の特徴はTONEX ONEで利用できる機能の一部だ。本機の使用感やサウンドは下記の動画でチェックしてみてほしい。
IK Multimedia
TONEX ONE
【価格】
希望小売価格:33,000円(税込)