EarthQuaker Devicesより、ジェームス・マーフィー(LCDサウンドシステム)との共同開発によるファズ“Chelsea”が登場 EarthQuaker Devicesより、ジェームス・マーフィー(LCDサウンドシステム)との共同開発によるファズ“Chelsea”が登場

EarthQuaker Devicesより、ジェームス・マーフィー(LCDサウンドシステム)との共同開発によるファズ“Chelsea”が登場

米国オハイオ州のエフェクター・ブランドであるEarthQuaker Devices(アースクエイカーデバイセス)より、LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーとの共同開発によるファズ・ペダル“Chelsea(チェルシー)”が登場した。

EarthQuaker Devices/Chelsea

Chelseaは、LCDサウンドシステムの特徴的なベース・サウンドを再現するために作られたペダルだが、ギターにも対応している。

本機の元となったファズ・ペダルは、様々なレコーディングで使われた上、バンドとともに世界中を旅してきたが、ジェームス・マーフィーの「古いし、すぐに壊れる。これでしか出せない音だから使い続けたいんだけど、古いからもうリタイアさせてあげたい」、「現代の音楽活動の中でしっかりと仕事ができ、全く同じ音を再現するペダルを作って欲しい」という要望により、このChelseaが開発されることとなった。

なおChelseaというモデル名は、1989年にジェームスがオリジナル機を購入したギター・ショップの店名からとられたものだという。

Chelseaのコントロール部

Chelseaのコントロールは、出力を調整するLevel、歪みの量を設定するSustain、EQの帯域を設定するToneの3つノブと、Tone OFF/ONスイッチ、フットスイッチで構成されている。

Tone OFF/ONスイッチをONにして、Toneノブを時計回りに回転させると高域が強調され、反時計回りにすると低域が強調される。

逆にOFFの状態では、Toneがバイパスされ、中域を強調した音作りが可能になる。

このようなシンプルなコントロールでありながら、軽いオーバードライブから、クリアながらも激しくグラインドする歪みまで、様々なサウンド作りができるのが本機の大きな特徴だ。

次の動画でベースとギターを演奏している人物は、EarthQuaker Devicesの創立者であり、様々なバンドでプレイヤーとしても活躍しているジェイミー・スティルマン(Jamie Stillman)。

彼が演奏する姿と併行して、本機のノブやスイッチを動かす様子も見られるので、コントロールの操作によってサウンドが変化していくさまがしっかりと確認できる。

EarthQuaker Devices/Chelsea

EarthQuaker Devices
Chelsea Low End Fuzz Driver

【スペック】
●寸法:121(D)× 64(W)× 57(H)mm
●消費電流:10mA
●入力インピーダンス:50kΩ
●出力インピーダンス:<10kΩ
●スイッチ:電子リレー方式トゥルー・バイパス
●電源:9V ACアダプター(2.1mmセンター・マイナス)

【価格】
オープンプライス

【問い合わせ】
ヤマハミュージックジャパン https://www.earthquakerdevices.jp