1W真空管ヘッド・アンプにCAB+MICシミュレーターやIRローダーを搭載FRYETTEのValvulator GPDI/IRが国内販売スタート 1W真空管ヘッド・アンプにCAB+MICシミュレーターやIRローダーを搭載FRYETTEのValvulator GPDI/IRが国内販売スタート

1W真空管ヘッド・アンプにCAB+MICシミュレーターやIRローダーを搭載
FRYETTEのValvulator GPDI/IRが国内販売スタート

米国カリフォルニア州ノース・ハリウッドのアンプ・メーカー、Fryette Amplification(FRYETTE)が、ダイレクト・レコーディング・ソリューション“VALVULATOR GPDI/IR”(GPDI/IR)の販売を2025年7月19日(土)より開始した。

1W真空管アンプ+IRローダー+CAB,MICシミュレーター=GPDI/IR

GPDI/IRの機能を簡単にまとめると、1Wというホームユース出力の真空管ヘッド・アンプにインパルス・レスポンス(IR)やCAB+MICシミュレーターといった機能を搭載したレコーディング機器。

スピーカー・キャビネットや外部パワー・アンプ、オーディオ・インターフェース、FOH(PA)などに直接接続することで、真空管アンプが持つサウンドとフィーリングを、いつでもどこでも引き出すことができる。

VALVULATOR GPDI/IRのおもな特徴

  • 4つの真空管を搭載
  • スピーカー・キャビネットのあらゆるインピーダンス(2Ω/4Ω/8Ω/16Ω)に1Wを供給
  • 低レイテンシーのIRローダー(最大16個までメモリー可能)
  • 調整可能なアナログCAB + MICシミュレーター(AIR/BITEスイッチ)
  • 真空管バッファードによるダイレクト・リアンプ機能
  • プリアンプ・サウンドを切り替えるCLEAN / DELIVERANCE / PITTBULLモード・スイッチ
  • 2つの独立したGAINコントロールと、ゲイン・ステージ数を切り替えるMORE/LESSスイッチ
  • 低音域のレスポンスを調整するDEEP/TIGHTスイッチ
  • DYNAMICSコントロールにより“サグ”を調整
  • MORE/LESSスイッチとEXT AMPモード・スイッチをフット・スイッチで切り替え可能
  • LEVELスイッチ付きFXループ
  • スピーカー・キャビネット不使用時の内蔵リアクティブ・ロード機能
    ※ GPDI/IR を単体のロード・ボックスとして使用することはできない。

各機能は個別使用や複数同時使用に対応

GPDI/IRが持つ各種機能は、“真空管プリアンプ”、“CAB+MICシミュレーター”、“IRローダー”、“1Wパワー・アンプ”、“真空管バッファードDIボックス”として、それぞれを個別使用したり、複数同時使用したりと、多種多様な利用シーンに対応。

⁠必要な時に必要な機能だけを、ほかの機器と組み合わせて使用することもできる。

  • 真空管プリアンプ

    CLEAN、DELIVERANCE、PITBULLからキャラクターとゲイン・ステージ数(3 or 4)を選択し、2段階のGAINコントロールを組み合わせることで、優しく透き通ったクリーン・トーンから、過激なハイゲイン・トーンまで生み出すことが可能。

    MASTERセクションのDYNAMICSコントロールで“サグ”を調整することで、アンプのコンプレッション感を変化させる。CAB+MICシミュレーションやIRローダーと組み合わせて一般的なモニター環境で使用することも可能だが、スピーカー・キャビネットに接続することで、1W出力の“普通の真空管ヘッド・アンプ”として使用することもできる。
  • アナログCAB+MICシミュレーション

    アナログCAB+MICシミュレーションは、リアルでレスポンスの良いマイキングされたキャビネット・トーンを、インターフェース、ミキサーに直接提供。

    LO MID、HI MID、EMPHASIS(高音域)で調整が可能なほか、スピーカーに対するマイク・セッティング調整はAIR/BITEスイッチで行なう。
  • IR ローダー

    IR(インパルス・レスポンス)により、CAB+MICシミュレーターだけでは難しかった“リアルな空間のサウンド”を再現。

    4バンク×4プリセット、合計16個のIRデータを本体に保存可能。PCとUSB 通信を行うことで、手持ちのIRデータをGPDI/IR 本体に保存することもできる。
  • 真空管DIボックス+リアンプ機能

    GPDI/IRは、真空管バッファードのDIボックスとして使用可能だ。また、DIRECT OUTからクリアなドライ信号をオーディオ・インターフェース等の機器で取り込み、リア・パネルのREAMP INにドライ・トラックの信号を入力することで、リアンプを簡単に行なえる。
FRYETTE/Valvulator GPDI/IR

Fryette Amplification
VALVULATOR GPDI/IR

【スペック】
●パワー・アンプ出力: 1W
●スピーカー・アウトプット・インピーダンス: 2Ω / 4Ω / 8Ω / 16Ω(自動マッチング)
●電源: AC 100V~240V(50Hz/60Hz)
●消費電力: 最大 36W
●真空管:V1 – 12AX7、V2 – 12AX7、V3 – 12AX7、V4 – 12DW7
●寸法: 21.8cm(幅) × 15.7cm(奥行) × 9.1cm(高さ)
●重量: 2kg

【市場実勢販売価格】
220,000円(税込) 

【お問い合せ】
オカダインターナショナル TEL:03-3703-3221 http://www.okada-web.com

【製品公式ページ】
https://www.okada-web.com/fryette/valvulator-gpdi-ir

Tag:
Fryette Amplification