スペインのブティック・ペダル・メーカーであるManlay Soundより、ファズ・ペダルの新製品“Octavi”が登場した。
本機は、ロジャー・メイヤーによって発明され、ジミ・ヘンドリックスによって有名になった伝説的なOctaviaのファズ+オクターブ・アップのサウンドを再現したペダルだ。




オリジナルのOctaviaは、ジミの「Purple Haze」や「Fire」の初期のレコーディングから、アルバム『Axis: Bold As Love』のセッション、そしてフィルモア・イーストでの伝説的なパフォーマンスまで、長い年月をかけて磨き上げられてきた。
今回登場したManlay SoundのOctaviは、そのオリジナル機に敬意を表しながら、ペダルボードに収まるサイズに小型化された筐体を持つものとなっている。
また筐体にプリントされたブランド名やモデル名には、アルバム『Band Of Gypsys』のジャケットのロゴと同じスタイルの文字が使われている。
さらにManlay Soundを主宰するローマン・ジル氏は、丁寧な部品のセレクトと耳を使ったチューニングに定評のある優れたファズ職人であるうえ、ジミ・ヘンドリックスの大ファンでもある。
そのためこのOctaviにおいても、各部品に対しては徹底的な追求と選別が行なわれれおり、サウンド面においても一切妥協のないチューニングが貫かれている。
こうして本機は、クラシックなサウンドへのオマージュと現代的な使いやすさを兼ね備え、現代のギタリストたちに特別なOctavia体験を提供するペダルとなった。
なおジミが使用していたOctaviaには“Octavio”などの別名もあったが、このManlay Soundのモデル名のスペルは1文字少ない“Octavi”になっている。このOctaviは、Manlay Soundの本拠があるバルセロナを含むカタルーニャ地方において、伝統的に見られる男性の名前であるそうだ。
Octaviのおもな特徴
- 高品質コンポーネント使用
- BC549および2N3906シリコン・トランジスタ
- 42TM022トランス搭載
- Alpha製ポット
- Amphenol製クローズド・ジャック
- PCB回路設計
- 9V電池駆動
- トゥルー・バイパス・スイッチ
- 手塗りのカスタム・スチール筐体
- 外部電源によるDC駆動にも対応。 *極性は逆極性(センター・プラス/外側マイナス)
- 工具なしで電池交換できるビンテージ・スタイルの筐体
- ローマン・ジル氏本人が丁寧に部品選別・チューニングした特別な1台


