大人気バンド・アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』とのコラボによる、ギタリストのための“ひとり”録音ガイド
ギター・マガジン2025年11月号が10月10日(金)に発売される。
表紙と巻頭は、ギタリストのための自宅録音にフォーカスした“ぼっち・ざ・宅録!”。本誌がお薦めするオーディオ・インターフェース13モデルのレビュー記事も掲載。

◎表紙/特集
ぼっち・ざ・宅録!
ギタリストのための“ひとり”録音ガイド
昨今、“宅録”すなわち自宅での録音は、ギタリストにとってすっかり身近なものになった。録音機材やソフトの進化に加え、コロナ禍をきっかけに制作スタイルが自宅中心へとシフトしたことも大きな理由だ。PCさえあれば誰でもギター録音に取りかかることができる。その姿はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公・後藤ひとりが押入れの中でギター録音を試行錯誤する様子にも重なり、プロからアマチュアまで幅広いプレイヤーに浸透している。とはいえ、PCやプラグインを前にすると何から始めればいいのかと迷うギタリストも少なくないはず。
本特集ではそんな読者に向けて新しい発見となる情報をお届けする。同アニメの劇中音楽を支えた制作陣をはじめ、プロ・ギタリストたちに宅録の実際を取材。どんな機材を使い、どうやって音を組み立てているのかを探るとともに、オーディオ・インターフェースの選び方やギター系プラグインのレビューなど、自宅でのレコーディングをもっと身近にするためのヒントを詰め込んだ。後藤ひとりが押し入れで黙々と録音しているよう、夢中になって楽しむ宅録ノウハウを得てもらえたら幸いだ。
・ギタリストなら知っておきたい宅録にまつわる素朴なギモン
・SP Interview1/音羽-otoha-
・SP Interview2/北澤ゆうほ(Q.I.S./the peggies)
・田渕ひさ子と検証〜押入れで「透明少女」を弾いてみた。
・定番プラグイン・アンプ・シミュレーターをガチ比較!by 三井律郎
⚫︎13人のプロに教わる!宅録スタイル大解剖
宅録が主流になってきた近年、プロ・ギタリストの現場でも同様の流れが加速している。プリプロ制作にとどまらず、自宅でレコーディングした音源がミックス&マスタリングを通して実際の楽曲で採用されるケースも多くなっているという。ここでは、総勢13名のギタリストの宅録スタイルを一挙に紹介しよう。前篇では4名のスタジオに訪問取材し、後篇では9名の使用機材やこだわりについて答えてもらった。既に宅録を行なっている人も、これから始めようとする人も、ぜひこのページをめくって自身の宅録スタイルの参考にしてほしい。
〈Interview〉會田茂一/小川翔/じん/永井聖一
〈プロに聞く宅録事情〉小倉博和/KANAMI(BAND-MAID)/崎山蒼志/坂本慎太郎/関口シンゴ(Ovall)/曽我部恵一/滝 善充(9mm Parabellum Bullet)/西田蕉太郎・曜志朗(SAHAJi)
⚫︎PC版GarageBandで始める宅録“超”入門
PCを使った宅録の初歩の初歩を親切丁寧に解説。ギターとPCとインターフェイスを用意したら、早速自身のギターを録音してみよう。初心者のための宅録用語辞典付き。
◎INSTRUMENTS1
来たれ宅録入門者! ギタリストのためのオーディオ・インターフェース・マニュアル
宅録に必ずと言っていいほど必要になってくるのがオーディオ・インターフェース(オーディオI/O)だ。PCやスマートフォンにつなげることで楽器の録音が可能になり、そこから弾いてみた動画の投稿やデモ音源の制作につながっていく。本特集では初めてのオーディオI/Oを手に入れるための予算を10万円に設定し、デジタル・オーディオに精通したコンポーザー兼ギタリスト=Godspeed/青木征洋による、ギタリストへ向けた解説と製品レビューをお届けする。
・知っておきたい! オーディオ・インターフェースの基礎知識
・音楽制作の相棒 DAWソフト
・主要スペック早見表
・ギタリストに贈るオーディオ・インターフェース13選
◎INSTRUMENTS2
時代の音を映す、次世代スタンダード
Ibanez AZ Standardの挑戦
時代とともに進化する“求められる音”を目指し、長年にわたって培ってきたギター・クラフトのDNAを惜しみなく注ぎ込んだモデルが、IbanezのAZシリーズ。ジャンルやプレイヤーを問わず、多くのギタリストに選ばれているこのシリーズは、どの価格帯であっても、常に“そのクラスで最高のサウンド、スタイル、プレイアビリティ”を提供する。新たに登場したAZ Standardシリーズもその理念を体現するモデルだ。AZシリーズの基本コンセプトをおさらいすると共に、より幅広いプレイヤーに向けて誕生したAZ Standardシリーズに焦点を当て、製品の魅力、開発背景、音の進化を深掘りする。
◎(新連載)ギタリストの宅録名盤探検隊
第1回 新津昭夫の『I/o』
多重録音の歴史は古い。60年代にビートルズの作品で一般的な広がりを見せたが、ギター界で言えば、レス・ポール、マイク・オールドフィールド、マニュエル・ゲッチングなどが幾十のギターを重ねた名盤を発表している。ギターを中心とした多重録音は、プレイヤーの世界観が表出しやすく、オーケストレーション、テクノ、アンビエントと、レイヤー手法によってその仕上がりが千差万別なのが面白い。本連載では、歴史に埋もれるには惜しいギター宅録名盤にスポットを当て、改めてその制作背景に迫ってみたい。第1回目は、知る人ぞ知る天才ギタリスト、新津章夫が自宅の物置を改造したスタジオにて制作した78年発売の1stアルバム『I/o(イ・オ)』をピックアップ。早すぎるがゆえに埋もれてしまった日本屈指のギター宅録名盤の実態を掘り起こす。
◎Interview&Gear
- 細美武士&戸高賢史(MONOEYES)
◎Interview
- アダム・ジョーンズ(TOOL)
- INORAN
◎OPENING ACT
- そらサンダー(トンボコープ)
◎GM SELECTIONS
- 「カーマイン」ELLEGARDEN ※電子版には掲載されません。
◎PICKUP
- 締切間近! Guitar Magazine Championship vol.10
- Heavenly Guitars〜エレキ・ギターの魅力を詰め込んだ対戦型音楽ゲーム
- 磯貝一樹が試すコンパクト&上質なDTM環境Focusrite Scarlett 2i2 & ADAM Audio D3V
- 関口シンゴ meets Positive Grid Spark 2
◎連載
- フェンダーカスタムショップに憧れて
- ソエジマトシキのDive to Neo Soul
- トモ藤田の“ギターは一日にして鳴らず!”
- 鳥居真道の古今東西ルーツ探究記
- 工房Pathギタマガ出張所
- 崎山蒼志の“未知との遭遇
◎REGULAR
- NEWS &TOPICS〜あのギタリストの今
- NEW DISC REVIEW
◎NEW PRODUCTS REVIEW
- FENDER/MADE IN JAPAN FENDER FLAGSHIP TOKYO EDITION TELECASTER
- GIBSON/LES PAUL CUSTOM 70S
- GRECO/GM-CST/IB/NAT
- PLAYTECH/NOVA15TH TUBE AMP HEAD+NOVA110 GUITAR CABINET
- BOSS/PX-1 PLUGOUT FX
- JUN TONE PICKUP/ST EARLY 60S
◎付録小冊子
弓木英梨乃の放課後エレキ部(新旧ヒット曲から学ぶギター上達ガイドブック)Vol.3
- 課題曲:King Gnu「飛行艇」、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」

ギター・マガジン2025年11月号
ぼっち・ざ・宅録!
2025年10月10日(金)発売