YouTubeの人気講座『ジャズギターレッスンTV』のエッセンスを、この1冊に凝縮
本書のキャッチコピーは、“正攻法で頑張っているのに弾けない……そんなあなたにプロがこっそり教える裏メニュー集!”というもので、次のような傾向を持つアマチュア・ギタリストをおもな対象としている。
- ジャズの理論は覚えたのに演奏で活かせない。
- フレーズを練習しても本番で出てこない。
- 自宅では弾けるのにジャム・セッションで迷子になってしまう。
著者は、登録者数が15,000人を超えるYouTubeチャンネルの『ジャズギターレッスンTV』でも知られるギタリストの小暮哲也。
本書の特徴はこの本の冒頭に書かれているので、それを引用しよう。
本書の楽しみ方
本書は、筆者のYouTubeチャンネル『ジャズギターレッスンTV』で特に好評だった内容を発展させたもので、動画と併せて学べるようにまとめたものです。長年の指導経験から、多くの方が効果を実感した練習方法を選び抜いて掲載しました。
一般的な教則本は、ギター演奏の初歩から順を追って徐々に難易度を上げていく構成が多いのですが、本書は少し違います。目次で気になる見出しを見つけたら、そこから始めていただいてかまいません。自身のペースで、気になるテーマを自由に選びながら進めていってください。
各項には、誌面と対応する動画のQRコードがついており、スマートフォンで読み取ると、その場で参考動画をご覧いただけます。指の動きやコードの押さえ方、ちょっとしたニュアンスなどは、ぜひ動画で確認してみてください。誌面と併せて学ぶことで理解が深まり、実際の演奏にも繋がりやすくなります。学んだフレーズやアイディアが少しずつ繋がり、自然とアドリブや伴奏に活かせるようになるはずです。
本書の各項目は、『ジャズギターレッスンTV』の中でも特に視聴回数や反響が多かった動画の内容をもとにしているが、解説文や譜面(タブ譜付き)、コードの指板図などは本書のために新たに書き起こされており、編集の手も十分に加えられたものとなっている。
またQRコードにリンクした動画(*)も、本書のために新規に撮影されたものだ。
*動画は本書の発売に合わせて公開されます。
そのため、著者の動画をこれまでくり返し見てきた人でも、本書によって新たな知見やインスピレーションが得られるのではないだろうか。
逆に『ジャズギターレッスンTV』をまだ見たことのない人は、著者の動画レッスンのエッセンスを、この1冊で吸収することができるだろう。
本書の目次は次のとおり。なお“このChapterでは〜”で始まる文は、各章の扉のページに書かれたものだ。
Chapter 1 基本的なコード編
このChapterでは基本となる5種類のコードと“4つ刻み”を学びます。これらはジャズ・ギターを学んでいく上での基本中の基本。比較的早く身につくものですが、頭と身体がしっかりと理解するまで、繰り返し練習してください。
◎初めに覚える5つのコード
LESSON 1 まず知っておきたいコード
LESSON 2 ”4つ刻み”にチャレンジ
◎すべての[II-V-I]を素早く覚える
LESSON 3 メジャー・キーの[II-V-I]
LESSON 4 マイナー・キーの[II-V-I]
◎ジョー・パスの理論、難しくない!
LESSON 5 基本となるジョー・パスの考え方
LESSON 6 ジョー・パスのシンプルな考え方でフレーズを弾いてみよう!

Chapter 2 アドリブにおけるフレージング編
このChapterでは、フレーズを覚えてもなかなか上手く使えない方に向けて、さまざまなアイディアを紹介しています。発想の幅を広げる練習法を身につけていきましょう。
◎大発見! ツー・ファイヴに隠された謎
LESSON 7 小さなフレーズから広がるアドリブの世界
LESSON 8 フレーズにほかの色彩を添えていく
◎絶対に身につけたい、”神フレーズ”!
LESSON 9 オルタード・フレーズを最大限に活かす方法
LESSON 10 メジャー・フレーズの効果的な覚え方と育て方
LESSON 11 IIm7のフレージングと全体的なフレーズ構成
◎究極の超ウルトラ神フレーズ(ラスボス編)
LESSON 12 万能フレーズを1〜4弦で弾く
LESSON 13 万能フレーズをほかの弦の組み合わせで弾く
LESSON 14 万能フレーズを実践に投入
◎実践で活きるオルタード・フレーズの覚え方
LESSON 15 使えるポジションを頭に叩き込む
LESSON 16 実践力を高める

Chapter 3 知っていると得する理論編
このChapterでは、複雑に見えるスケールやコードの仕組みを、必要最小限の理論で分かりやすく整理します。演奏に疑問が生まれたときに読み返すことで、腑に落ちる感覚が得られるはずです。
◎スケールは6つだけ覚えろ!
LESSON 17 まずは結論:”6つだけ”でいい理由
LESSON 18 よくある質問に、お答えします
◎誰も語らなかったメジャー・シックス・コードの真実
LESSON 19 メジャー・シックス・コードとメジャー・セヴンス・コードの違いを掴む

Chapter 4 ブルース編
このChapterでは、ブルースで迷いがちなペンタの使い分けから、ブルースらしいシンプルなフレーズの育て方、さらにFブルースのバッキングまでを実践的に学べます。
◎上手い人だけ知っているペンタの秘密!
LESSON 20 ブルースらしさは”たった1つのフレーズ”から始まる
◎Fブルース・バッキングができなきゃジャズじゃない!
LESSON 21 ジャズを始めるなら、まずはブルースから

Chapter 5 スタンダード曲で実践!
このChapterでは、「Billie’s Bounce」でのアドリブ模範を通して、学んだ内容が実際の演奏でどう現れるかを体感できます。さらに有名スタンダードのソロ・ギター・アレンジを収録しました。
[アドリブ模範演奏]
Billie’s Bounce
[ソロ・ギター・アレンジ]
All The Things You Are
Someday My Prince Will Come(Key=B♭)
Someday My Prince Will Come(Key=E)

【COLUMN】
ギター・トリオ編成を聴くメリット
次の動画は著者自身が本書を紹介したものなので、こちらもぜひ参考にしてほしい。
小暮哲也(こぐれ・てつや)プロフィール
千葉県出身。高校時代にロックやフュージョンに親しみ、その後ジャズに傾倒。岡安芳明氏に師事。都内・千葉・横浜のジャズ・クラブを中心に演奏活動を重ね、温かくスウィング感溢れるプレイ・スタイルで定評がある。
2010年、リーダー・アルバム『Am I Blue?』(ホワッツニューレコード)をリリースし、ジャズ専門誌で高い評価を得る。その後も、豪華客船〈飛鳥Ⅱ〉での演奏や、国内外のプレイヤーとの共演、各地ジャズ・フェスティヴァル出演など幅広く活動を続けている。
レッスンでは“ 理論より感覚”、“ 難解より実感” をモットーに、独学者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説。YouTubeチャンネル『ジャズギターレッスンTV』は登録者15000人を超え、“神フレーズ”などの人気動画も多数。
