ブースター、オーバードライブ、ファズを専門とするイギリスのブティック・ペダル・メーカー“HUDSON ELECTRONICS,UK”が日本上陸を果たした。
現時点でHUDSON ELECTRONICS,UKのラインナップは、ゲルマニウム・プリアンプの“Broadcast”と、そのデュアル・スイッチ仕様である“Broadcast Dual Foot Switch”、また、ギタリストのアリエル・ポーゼンとの共同設計によるプリアンプ・ペダル、“Broadcast AP-II”ならびに、クラシックなオーバードライブ回路をオマージュした“Sidecar”の、計4モデル。
気になるそのサウンドは、Guitar Shop Hoochie’sのYouTube動画にて確認できる。試奏したのは、自身のバンドMEMEMION(ミームミオン)をはじめ、Nulbarich、eillなど様々なプロジェクトでサポート・ギタリストとして活躍するキュアかいと。
ここからは、HUDSON ELECTRONICS,UKの4モデルを紹介していこう。
Broadcast
1960年代のクラシックな放送用コンソールのシステムをベースにした、トランス結合型のディスクリート・クラスA・ゲルマニウム・プリアンプ、Broadcast。
厳選されたTriadスチール・コア・トランスとゲルマニウム・トランジスタが売りの本器。きらめくクリーンから、透明なオーバードライブまでカバーしつつ、アンプをプッシュするのに十分なボリュームを提供。トリム・コントロールを上げれば、暖かくファジィなエッジを持つ、ヘビーなディストーション・サウンドも生み出せる。
ダイナミックさを保ちながら、幅広いドライブ・トーンとディストーション・トーンをカバーする1台だ。ピッキング・アタックや、微妙なニュアンスのレスポンスも持ち味。
Broadcast Dual Foot Switch
Broadcastのゲイン・モードを即座に切り替えたいユーザーのために、切り替え可能なスイッチと個別のレベル・コントロールを追加したのがBroadcast Dual Foot Switchだ。バトルシップ・グレー仕上げの筐体に、往年のコンソールを彷彿させるダーク・レッドのノブが装着されている。
右側のフット・スイッチではゲイン・モードを選択でき、ハイゲイン・モード時には緑のLEDが点灯する。各モードは独自のレベル・コントロールを持ち、内部トリマーで各モードのゲイン量を微調整することも可能だ。
Broadcast AP-II
ギタリストのアリエル・ポーゼンとの共同設計で誕生したデュアル・プリアンプ・ペダル、Broadcast AP-II。本器は、独立した2つのプリアンプ回路が搭載されている。
右チャンネルの回路にはシリコン・トランジスタとトランスが搭載されており、滑らかでダークなトーンを出力。左チャンネルではゲルマニウム・トランジスタの明るくアグレッシブなトーンが楽しめる。
Sidecar
クラシックなTS系回路と、Studerレコーディング・コンソールからインスピレーションを得た2バンドEQを融合させたオーバードライブ・ペダル。クランチ〜ディストーションに加え、ファズ・サウンドまでもカバー可能な1台。
また、強力な2バンド“Baxandall”イコライザー・セクションは、高域と低域を最大15dBカット/ブーストできる。
HUDSON ELECTRONICS,UK
Broadcast
【スペック】
●電源:9VDC~24VDC(センターマイナス)
●消費電流:20mA
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
株式会社 Quanta International info@quanta-intl.jp
HUDSON ELECTRONICS,UK
Broadcast Dual Foot Switch
【スペック】
●消費電流:20mA
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
株式会社 Quanta International info@quanta-intl.jp
HUDSON ELECTRONICS,UK
Broadcast AP-II
【スペック】
●消費電流:最大50mA
●重量:450g
●寸法:120x100x60mm(ノブとジャックを含む)
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
株式会社 Quanta International info@quanta-intl.jp
HUDSON ELECTRONICS,UK
Sidecar
【スペック】
●消費電流:50mA
【価格】
オープンプライス
【問い合わせ】
株式会社 Quanta International info@quanta-intl.jp