アキマツネオの“真実”シリーズ第4弾! 歪み系エフェクターの最古参“ファズ”の謎を徹底解明
書籍『ファズの真実 〜ついに見えた沼の底! 歪み系ペダルのロマンと魔力〜』が、リットーミュージックより2026年10月21日(水)に発売される。

本書は、2019年刊行の『ギター・アンプの真実 エレキ・ギターの音色の90%以上はアンプで決まる』、2024年の『ヴィンテージ・エフェクターの真実』および『ギター・アンプの真実【ヴィンテージ編】』に続く、アキマツネオによる“真実”シリーズの第4弾だ。
今回のテーマは、世界最古のギター用エフェクターである“ファズ”。
なぜファズだけで1冊の本を編もうとしたのか? その動機が本書の「まえがき」に記されているため、ここに引用する。
まえがき
エレキ・ギターのエフェクターでは、歪み系のモノが一番多く発売されている。
エレキ・ギターを弾く人なら1個や2個はきっと持っているだろう。
いつの時代も、エレキ・ギターと歪みは切っても切れない関係なんだ。
その中で最古参の歪み系エフェクターは、ファズだ。
でもファズのサウンドは一概に一括りにはできない。
壊れて使えないような音色のモノ、歪み過ぎててバンドの中では埋もれて使えないモノ、逆に真空管アンプを歪ませたような音色が出せるモノとかね。
だから人それぞれファズのイメージは異なっているだろう。
そんな感じで、何が正解かわからないエフェクターだから、使える使えないにかかわらず逆にのめり込んでしまうマニアも多い。
それがとても魅力的なんだよね。
特に昔のモノは、現存していても正しく動いているとは限らない。
正しくないモノのほうが多いだろう。
ギターと違って“ブラックボックス”だからね。
それに本当に古いレアなモノはものすごく高額だったり、見かけることもない。
だから、俺なりの意見にはなるけどファズを1冊の本として紹介したいと思った。
そしてこの機会に、ファズの中でも最もレアなTone Bender MK1を徹底的に突き詰めたいと思った。
これ以上謎の多い伝説的なエフェクターはない。
現在まで世界中の著名なビルダーが挑戦して、誰ひとりとして正解を導き出せていないんだからね。
だからこれは俺にとって本当に大きな冒険のようなものなんだ。
──アキマツネオ
本書は以下の4つの章で構成されている。
- 第1章:はじめに〜ファズが持つ“魔法”とは
- 第2章:FUZZとは何か
- 第3章:ジミー・ペイジの音はいかにして作られているか〜対談:アキマツネオ × ジミー桜井
- 第4章:Tone Bender MK1の真実〜アキマツネオ、Tone Bender MK1の謎を解明
特に第4章は、幻の名機と呼ばれる“Tone Bender MK1”のサウンド再現にアキマ自身が挑んだドキュメントであり、本書のハイライトとも言えるパートだ。“ついに見えた沼の底!”というサブタイトルも、この第4章の内容に由来している。
また、ジミー・ペイジとファズの関係性についてアキマとジミー桜井が熱く語り合う第3章も、レッド・ツェッペリンのギター・サウンドの秘密に迫る見逃せない内容となっている
さらに、以下のコラムや資料記事もそれぞれ読み応えがあり、非常に資料性の高いコンテンツが揃う。
- guitarists with fuzz
- Classic Fuzz Archives
- [資料編]FUZZの誕生
- [資料編]FUZZ年表
加えて、本書の編集・取材や一部記事の執筆を担当した大久達朗(ウェブサイト『Buzz The Fuzz』運営者)や、ミック・ロンソンのファズ・サウンドに関するインタビューに応じた越川和磨(ギタリスト/ex.毛皮のマリーズ)といった、ファズに対して深い見識と鋭い感性を持つ人物たちも参加している。
彼らのファズに対する愛と熱量が惜しみなく注ぎ込まれた本書は、ファズの愛好家や研究者にとって間違いなく必読の1冊と言えるだろう。
そして、本書をきっかけにファズのコレクションを増やす人、自作に挑戦する人、あるいはさらなるマニアックな深みへとハマっていく人が必ず現れるはずだ。
『ファズの真実 〜ついに見えた沼の底! 歪み系ペダルのロマンと魔力〜』 目次
- まえがき
第1章:はじめに
- ファズが持つ“魔法”とは

第2章:FUZZとは何か
- Part1 ファズの音作り
- Part2 回路による音の違い
- Part3 基本的なファズ回路 Fuzz Faceの場合
- Part4 ノイズの対策と、アンプのセッティング
- Part5 エフェクト・ビルダーとしての“Akima & Neos”

guitarists with fuzz
- ザ・ベンチャーズとファズ
- 日本のグループ・サウンズ
- Tレックス「Jewel」
- ロバート・フリップとファズ
- ジミ・ヘンドリックスとファズ
- ジミー・ペイジとファズ

第3章:ジミー・ペイジの音はいかにして作られているか
- 対談:アキマツネオ × ジミー桜井

第4章:Tone Bender MK1の真実
- アキマツネオ、Tone Bender MK1の謎を解明
- コラム:ミック・ロンソンのTone Bender MK1
- 特別インタビュー:越川和磨 ミック・ロンソンのファズ・サウンドを語る


Classic Fuzz Archives
- Dallas Arbiter Fuzz Face
- Maestro Fuzz Tone FZ-1
- Sola Sound
- Tone Bender MK1
- Sola Sound Tone Bender MK1.5
- Sola Sound
- Tone Bender Professional MK2
- Marshall Supa Fuzz
- Sola Sound
- Tone Bender MK3
- Burns Buzzaround
- Electro Harmonix Big
- Muff Triangle
- Electro Harmonix Big Muff Rams Head
- Foxx Tone
- Machine
- Maestro Bass Brassmaster
- Ace Tone Fuzz Master FM-1
- Honey Baby Crying
- Roland Bee-Baa AF-100
- Roland Double Beat AD-50
- HS Anderson Crazy Muff
- Maxon D&S OD-801

[資料編]FUZZの誕生 EARLY FUZZ HISTORY 1960-1965
![「[資料編]FUZZの誕生 EARLY FUZZ HISTORY 1960-1965」のページ](https://guitarmagazine.jp/wp-content/uploads/2026/10/2026-1013-rittor-music-fuzz-no-shinjitsu-p7-1024x726.jpg)
[資料編]FUZZ年表
![「[資料編]FUZZ年表」のページ](https://guitarmagazine.jp/wp-content/uploads/2026/10/2026-1013-rittor-music-fuzz-no-shinjitsu-p8-1024x726.jpg)
- 解説[ファズの真実]の真実
アキマツネオ プロフィール
1984年にグラム・ロック・バンド、マルコシアス・バンプを結成。同バンドは89年〜90年にTV番組『三宅裕司のいかすバンド天国』にてグランドイカ天キングを獲得、90年にメジャー・デビュー。10枚のアルバムを残すが96年に活動停止。
その後ソロ活動を経て2008年に新バンドRAMA AMOEBAを結成。09年にユニバーサルよりアルバム2作同時発売という形でデビュー。以降欧州ツアーや海外フェスへの参加も含め、現在も勢力的に活動中。
またT.レックス/マーク・ボランの熱狂的信奉者としても知られ、主催するマーク・ボラン・トリビュート・イベント『GLAM ROCK EASTER』はすでに30年を超える歴史を持つ。
同時に「AKIMA & NEOS」という機材ブランドを主宰。主にギター/ベース・アンプをカスタムメイドで製作するが、一般の店頭で購入できるアンプやエフェクターも製作。多くのトップ・ミュージシャンの”駆け込み寺”的存在としても知られる。

ファズの真実 〜ついに見えた沼の底! 歪み系ペダルのロマンと魔力〜
アキマツネオ(著)
| 品種 | 書籍 |
|---|---|
| 仕様 | A5判 / 192ページ |
| 発売日 | 2026.10.21 |
| ISBN | 9784845644988 |