ギタリストが出くわしがちなシチュエーションを題材に、その解決方法を考えていく教則本『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』。第12弾は、Cコード一発のファンク&ブルース・セッションが現場。ここでの目標は、ミクソリディアン・スケールの習得です。
【シチュエーション12】
Cコード一発の
ファンキー&ブルージィな
セッションに挑む。
現場の風景
- 月に一度のセッション・デーに参加。
- Cコード一発の即興セッション。
- メジャー・スケールで挑むも“シ”の音がハマらない!?
そのライブハウスは、月1回がセッション・デー。シンプルなブルースやノリのよいファンク系が中心と聞いたので、ギターをかついでとりあえず参加してみた。
そしていざセッション開始。ラッキーなことに最初の2曲は、以前コピーしたことのあるブルースだったので楽勝だった。
するとその演奏後“ちょっと気分を変えて、Cコード一発でやろうよ、ファンキーかつブルージィにさ”。キーボーディストはそう言うと、Cコードを主体にいろいろオカズを取り混ぜつつ演奏を始めた。するとベースがいきなりチョッパーをバシバシやりまくり!
ちょっとたじろいだが、“Cコードが鳴ってるわけだから、ドレミファソラシドで弾けばいいんじゃん!”と気を取り直してギター・ソロを弾き始めた。
ドパーッと速弾きしている時はあまりわからなかったけど、ゆっくりと弾くと、シを鳴らした時にメンバーがギロッ!とこっちを振り向く。
確かに変だ。けれどCコードなんだからCメジャー・スケールを弾いて何が悪いの? そう思いつつ、なんとなく音を探ってみたら、シの音を半音下げて弾くとなんかカッコよくハマることに気づいた! 果たしてその理由はいかに?
『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』
品種 | ムック |
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著者 | 宮脇 俊郎(著) |
仕様 | A4判 |
発売日 | 2020.08.24 |
ISBN | 9784845635283 |