ギタリストが出くわしがちなシチュエーションを題材に、その解決方法を考えていく教則本『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』。第16弾は、急遽、友人宅で行われることになったフラメンコ・セッションが現場。コード進行はシンプルだけど、果たしてどんなスケールがハマるのか?
【シチュエーション16】
スパニッシュ好きの友達の家に招かれて
フラメンコ・セッション!
現場の風景
- 友人の家は今まさにスペイン・タイム。
- 奥さんは官能的に踊っている!?
- EコードなのにAマイナー・スケールがしっくりくるのはなぜ?
そいつはサッカーの影響からか、このところスパニッシュ音楽に傾倒気味なギタリスト。そんな彼に呼ばれ、家まで遊びに行った。
玄関を開けると、彼の奥さんが官能的に踊っているではないか! そして口には真っ赤なバラが…… (やばいところに来てしまったのか?)。
来訪者に気づいた彼がギター伴奏をしながら言う。“おぉ、よく来てくれたネ、今まさに我が家はスペイン・タイムなんだけど、一緒に参加してよ!”、“いいけど、コードは何弾いてるの?”、“Eのロー・コードさ。たまに1フレットずらしたりしてるよ”。
そう言われ、おそるおそるEメジャー・スケールを弾いてみた。しかしまったく雰囲気が合わない! そのほかにEマイナー・ペンタとかも試したけどダメ。すると彼はこう言った“Aのマイナー・スケールを弾けば合うと思うよ。ただしソを半音上げてラシドレミファソ♯の音階でね”。言われるがままその音階を弾いてみた。
すると……、おぉスパニッシュの香りが漂ってきたではないか! オーレッ! でもなんでEコードで、ソを半音上げたAマイナー・スケールとかが合うの? ビクトリア教えて!(Ex-1)
『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』
品種 | ムック |
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著者 | 宮脇 俊郎(著) |
仕様 | A4判 |
発売日 | 2020.08.24 |
ISBN | 9784845635283 |