ギタリストが出くわしがちなシチュエーションを題材に、その解決方法を考えていく教則本『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』。第21弾は、“路上ライブ中に突然キーを変更することになったら?”というシチュエーション。こんな時に役立つのが、コードを数字で把握するという手法だ。
【シチュエーション21】
友人とふたりで路上ライブ、
突然キーの変更を要求された。
現場の風景
- 路上ライブのデビュー。
- 当初のコード進行は“C-C-F-C、G-F-G-F”。
- 突然のキー・チェンジに困惑。
ギターを弾き始めて数年がたち、CやFなど、シンプルなコードならひととおり押さえられるようになってきた。そんなある日、バンドをやってる友人とふたりで路上ライブをやることになったのだ。
バンドで演奏している曲のコード進行は“C-C-F-C、G-FG-F”というシンプルなもの(Ex-1)。
ふたりで練習を始めてしばらくたったところで、友人が言った。“キー5つ下げてくれる? しっとり歌ってみたいんだ”。
……弱った。キーふたつ上げとかならカポタストを2フレットにはめて弾けば楽勝。でも5つ下げというのは7フレのカポになるわけで、なんだかウクレレみたいに高くなってしまう。
“そんなの簡単だよ、「いい? 良い? ゴシゴシ」って覚えておいて、それをGのキーで弾けばいいんだよ”(なんだよゴシゴシって。何を磨くっていうんだい!)。
そんな疑問をよそに、友人はGのキーで曲を見事に弾いてみせた。どうやら、“いい? 良い? ゴシゴシ”というのは“1141、5454”ということらしい。コード進行をこうやって数字で覚えておけば、すべてのキーで簡単に弾けるとのこと(Ex-2)。
う〜、もっと詳しく知りたい!
『38のシチュエーションで学ぶ 宮脇流セッション・ギタリスト養成塾〜アドリブ・マスター・コース』
品種 | ムック |
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著者 | 宮脇 俊郎(著) |
仕様 | A4判 |
発売日 | 2020.08.24 |
ISBN | 9784845635283 |