テキサス・ブルースからR&Bを経由し、ジャズファンク道へと進入したカル・グリーン。そのジャジィだけど無骨なプレイ・スタイルが味わえるフレージングを分析していこう。
譜例作成/文=久保木靖
コテコテなファンキー・チューンをマイナー・ペンタで突っ走る!
『Trippin’ With Cal Green』(1969年)から、ファンク期のグラント・グリーンがやっていそうなグルーヴ・チューン「Johnny’s Gone To Vietnam」のソロの一部分をもとに作譜してみた。
時にバップ・フレーズやオクターブ奏法をくり出すカルだが、ここでは無骨なまでにほぼGマイナー・ペンタトニック・スケールで弾き通している。
ギター・マガジン2017年3月号
『進撃のジャズファンク』
ジャズファンクに興味のある方は、ぜひギター・マガジン2017年3月号も電子版などでチェックを! 本特集の始まりである『進撃のジャズファンク』では、グラント・グリーン、メルヴィン・スパークス、ブーガルー・ジョー・ジョーンズ、オドネル・リーヴィー、ジョージ・ベンソンなど、ジャズファンクの名手を紹介しています。