ドゥービー・ブラザーズ結成50周年記念のリユニオン・ツアーが、2023年4月に日本へ上陸することが決まった。来日主要メンバーは、トム・ジョンストン、パット・シモンズ、ジョン・マクフィー、そしてマイケル・マクドナルド。残念ながらジェフ・バクスターの参加こそないが、マイケルがいるということは、ギタマガWEBで特集をしたAOR期=1976~80年の楽曲も登場することだろう。今回はそんな日本公演に先駆け、AOR期のギター名演をまとめたプレイリストをお届けしよう。
選曲/文=近藤正義 Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images
ジェフ・バクスターの演奏が要!
初期のリーダー的存在だったトム・ジョンストンの離脱、そしてマイケル・マクドナルドの加入。これを機会に、当時のミュージョック・シーンの流れであったAOR/フュージョン化へ順応していったドゥービー・ブラザーズ。
ここではその時期(1976年~1980年)に発表されたオリジナル・アルバムから、ギターの名演を含む曲をご紹介しよう。
ディストーション・ギターによる豪快なリフやソロは少なくなったが、クリーン・サウンドによるAOR的アプローチには目を見張るものがある。そのほとんどがジェフ・バクスターによる演奏であることは明確な事実であり、この時期にマイケルのボーカルを支えた演奏の要であったことがわかる。