Line 6が生み出したディレイ・モデラーの金字塔が進化を遂げ、DL4 MkIIとして生まれ変わった。それを記念し、DL4愛用者である向井秀徳と、ZAZEN BOYSの相棒=吉兼聡によるスペシャル・セッションが実現!!! 今回はその制作現場の模様と本編未公開のセッションを収めた動画とともに、サウンドチェック時に2人が登録したDL4 MkIIのプリセットも紹介しよう。
文=福崎敬太 動画制作=川村健司、石井キョショ 写真撮影=西槇太一
向井秀徳のDL4 MkIIプリセットを公開!!
DL4 MkIIと初対面の2人が、インスピレーションのおもむくままに組んだプリセットを紹介しよう。なお、セッション中はツマミを自由に動かしながら演奏しているため、必ずしも以下プリセットのみでプレイしているわけではない。
まずは初代DL4も含めて4台を使用した向井秀徳から。
全体のセッティングとしては、ギターからペダルボードへと進み、A/Bボックスで信号を分けると、片側はDL4〜DL4 MkII×2台をとおってローランドJC-120へ、もう片側はDL4 MkII×1台をとおってフェンダーTwin Reverbへと送られた。
JC-120側に向かうDL4 MkIIの1台目は、以下の3つのプリセットを登録。
A:HARMONY
B:GLITCH
C:ELEPHANT MAN
続く2台目には以下の3セッティングがプリセットされた。
A:ADT
B:HELIOSPHERE
C:COSMOS
A/Bボックスから分岐してTwin Reverbへと送られたルートでは、モジュレーションなども加えた[Looper]モードでセッティング。
LOOPER
吉兼聡は[ELEPHANT MAN]をチョイス!
続いて吉兼聡のプリセットも紹介しよう。
吉兼のサウンド・システム全体としては、フェンダー・ストラトキャスターからペダルボードへと進み、最終段にDL4 MkIIがつながれた。使用アンプはマーシャルJCM-2000 DSL 100。
DL4 MkIIは[ELEPHANT MAN]のみで、タイム感の異なる3種のディレイを作り出した。以下がそれぞれのセッティングだ。
A:ELEPHANT MAN(ショート・ディレイ)
B:ELEPHANT MAN(ミディアム・ディレイ)
C:ELEPHANT MAN(ロング・ディレイ)
Line 6
DL4 MkII
【スペック】
ディレイ・エフェクト数:30
リバーブ・エフェクト数:15
ルーパー最長Rec時間(フル/ハーフ):120秒/240秒(microSDで拡張可)
入出力端子:1/4″イン×2、XLRイン×1、1/4″アウト×2、EXPアウト、MIDIイン/アウト/スルー、USB、micro SD
電源:9V DCアダプター
サイズ:235(W)×114(D)×51(H)mm
重量:0.92kg
【価格】
希望小売価格:59,400円(税込) ※価格改定により2023年1月27日に記事内の記載を更新
【問い合わせ】
ヤマハミュージックジャパン Line 6インフォメーションセンター TEL:0570-062-808 http://www.line6.jp
https://line6.jp/effects-pedals/dl4-mkii/