シールド・ケーブルのプラグにストレート型とL字型がある理由 | ギター知恵袋:027 シールド・ケーブルのプラグにストレート型とL字型がある理由 | ギター知恵袋:027

シールド・ケーブルのプラグにストレート型とL字型がある理由 | ギター知恵袋:027

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
なぜシールド・ケーブルのプラグの形状は、ストレート型とL字型の2種類があるのですか?

A:

シールド・ケーブルの先端部分のパーツをプラグと言い、おもにプラグが真っすぐな形状のストレート型、文字どおりLの状態に曲がったL字型の2種類があります。

ケーブルの両端プラグがストレートのケーブル、片方のプラグがL字で反対側のプラグがストレートのケーブルなど、色々なプラグ組み合わせのケーブルが市販されています。

どの組み合わせを使っても自由ですが、一応下記の要素を考慮したうえで選んだほうが良いでしょう。

ストレート型の注意点

  • レス・ポールのようなボディ側面にジャックがあるタイプの場合、座って弾く時に椅子の座面などに当たって邪魔になる場合がある。
  • セミアコなど、ボディ・トップにジャックがあるタイプでは、ボディ・トップに垂直にプラグが立つことになる。
  • エレクトリック・アコースティック・ギターの仕様によっては、ケーブルを挿したままギター・スタンドに立てることができない場合がある。

L字型の注意点

  • ストラト・タイプのような形状が舟形のジャックだと挿さらない場合がある。挿せたとしてもアーミング・バーが当たったり、演奏の邪魔になる可能性は高め。
  • レス・ポールのようなボディ側面にジャックがあるタイプの場合は、ストラップにケーブルを引っかけやすい角度でもあり、横から出っぱらないため座って弾く時に邪魔にならなかったり、比較的便利。
  • セミアコなど、ボディ・トップに垂直に挿すタイプでは、ケーブルがボディ・トップに対して横を向くことになる。
ストレート型とL字型の使い分け
ストラトキャスターのジャックにはストレート型、ボディ側面にジャックがあるタイプはL字型が向いています(①)。ボディ・トップにジャックがある場合はL 字型のほうがストレート型よりは演奏の邪魔にはなりにくいでしょう(②、③)。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki