プロがシールド・ケーブルをストラップに引っかけているのはなぜ? | ギター知恵袋:030 プロがシールド・ケーブルをストラップに引っかけているのはなぜ? | ギター知恵袋:030

プロがシールド・ケーブルをストラップに引っかけているのはなぜ? | ギター知恵袋:030

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき 撮影:山下陽子(SLANG)
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。
*画像は書籍からの流用のためモノクロです。ご了承ください。

Q:
なぜかストラップにシールド・ケーブルを引っかけるように通しているギタリストをよく見かけます。

A:

あれは「もしもの時にケーブルが抜けないようにするため」の保険的な処理です。

ワイヤレス・システム(ギター〜アンプ間をシールドでつながず電波で信号を送る)を使わない場合、ステージ上には自分用以外にもベーシストやボーカリストのマイクなど、様々なケーブルが存在することになります。

特にロックのステージなどでは足下が暗いうえに、歩き回ったり激しい動きもしますし、ケーブルを踏まれたり引っかけられたりすることがあります。あるいはうっかりアンプやエフェクターから離れ過ぎてしまってケーブルが引っぱられることもあります。そういった時に強い力がかかったケーブルがギターから抜けてしまうことがあるのです。

しかし自分のケーブルをストラップに引っかけておけば、ケーブルは抜けにくくなります。突然ギター側からスポン!とケーブルが抜けて音が出なくなるというトラブルを避けられる可能性が高くなるというわけです。

ストラップに引っかけたケーブル
背面からシールド・ケーブルをストラップと身体(ギター)の間に通しておいてギターのジャックに差し込む。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki