スケールを覚えるor覚えないの利点と欠点 | ギター知恵袋:136 スケールを覚えるor覚えないの利点と欠点 | ギター知恵袋:136

スケールを覚えるor覚えないの利点と欠点 | ギター知恵袋:136

ギター初心者に贈るQ&A集。あなたの疑問に答えます!

文:いちむらまさき
*この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

Q:
スケールを覚える、覚えない、それぞれの利点や欠点は何ですか?

A:

スケールを(知識として)覚えるということは“答ありきでスタート”しているという面があります。

答がある、つまり“弾いても間違いではない音が前もって決定されてくる”という利点がありつつ、“いつも配列の順番や音楽理論の決まりどおりに弾いてしまいがちになる”というリスクもあります。そこからの脱皮が次の課題になるわけですね。

スケールを(知識として)覚えないということは“答なしでスタート”することになります。自分で“この音の選択でいいのかどうか”を弾きながら試行錯誤して探さないといけないわけです。

それは耳コピをしたりしているうちに自然に試行錯誤することとなり手クセとして身についていくものなのですが、この方法の欠点としては時間がかかるかもしれないということです。

『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます! 知らなきゃ損するギター知恵袋』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2015/12/10
ISBN9784845621262

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki