ベースをコピーしよう | ギター上達100の裏ワザ:043 ベースをコピーしよう | ギター上達100の裏ワザ:043

ベースをコピーしよう | ギター上達100の裏ワザ:043

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

コード感を習得するには ➡ 最も低い音を感じよう

 音楽には、瞬間ごとに必ず“最も低い音”があります。それは、コード和音の(おもに)ルート音で、ベーシストが鳴らしていることでしょう。フレーズを弾くということは“コード進行に合った音程を組み合わせて弾く”ということです。フレーズは、まずルート音を、頭で鳴らしながら練習したり、コピーしたりすることが大切です。

 採譜仕事の際、コードを見つけるには、まずベース・フレーズをコピーします。裏ワザ024にも書いたように、ベースでは“1度、3度、5度、7度”を中心に弾いていますから、そこから“1度と3度の音程差が3フレットだったらm(マイナー)”、“7度が鳴っていればM7(メジャー・セブン)”、“7度がM7から1フレット下だったら7th(セブンス)”などと割り出すことができます。ギタリストにとって、ベース・フレーズはコードを見つけるヒントであり、とても重要なサウンドなのです。

ベース・フレーズでコードがわかる
ベース・フレーズでコードがわかる

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki