6弦で12弦サウンドを録音 | ギター上達100の裏ワザ:073 6弦で12弦サウンドを録音 | ギター上達100の裏ワザ:073

6弦で12弦サウンドを録音 | ギター上達100の裏ワザ:073

「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座

文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
*この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。

12弦ギター・サウンドが録音したいのに 持っていない場合は ➡ 6弦ギターを使い通常チューニング+ ナッシュビル・チューニングで2度録音する

 12弦ギター・サウンドが録音したいのに、12弦ギターを持っていない場合、どうすればいいか? 答えは簡単、6弦ギターを2度録音すればいいのです。裏ワザ072と同様にMTRで2つのテイクを使用しますが、同じフレーズで①通常のチューニングで録音し、②ナッシュビル・チューニングで録音すればOKです。

ナッシュビル・チューニングとは?
ナッシュビル・チューニングとは?

 ナッシュビル・チューニングとは、12弦ギターから通常のチューニング弦をはずしたチューニングのことで、6〜3弦を張り替えることで行えます。6弦から“(通常の弦で言う)4弦→3弦→2弦→1弦→2弦→1弦”の順で張り、6〜3弦を1オクターブ高くチューニングするのです。このナッシュビル・チューニングを単体で使用する方法もあります(ロッド・スチュワート「セイリング」など)。

 このように、6弦ギター1本でも弦を張り替えれば、もしくは6弦ギターが2本あれば、12弦ギター・サウンドが録音できます。さらにそれをステレオでミックスすれば、12弦ギターでも出せないサウンドを作ることも可能になります。

『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』

著者いちむらまさき
品種電子書籍
発売日2006.05.17
ISBN9784845613168

いちむらまさき プロフィール

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

様々な雑誌に記事を書きつつ、『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)などを執筆。

東京でギター/ウクレレ楽器教室も。

◎公式サイト→https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki